時代の変遷を牽引し、革新的な技術で世界を変えるビッグテック7社。最近では、マグニフィ
セント・セブン(豪華な7社、崇高な7社)とも呼ばれているマイクロソフト、アップル、アル
ファベット(グーグルの親会社)アマゾン、エヌビディア、テスラ、メタ(旧フェイスブック)。
彼ら7社が今後も未来技術のトレンドを形作り、デジタル革命の最前線に立ち続けることに変
わりはないと思います。革新的な技術と圧倒的なシェアで成長を続ける米国を代表する7つの
テクノロジー企業で構成されています。
- 莫大な資本を背景にその技術力、製品開発力、販売力、優秀な人材から生み出される圧倒的な市場価値。
- メデイアの厳しい批判も、したたかにかわす対応力も抜群
- 短期資金も長期資金も、マグニフィセント・セブンは投資対象から外すことはできない存在に
- 個人投資家の長期投資にも相性がいい、マグニフィセント・セブン
- 7社の紹介
革新の源泉:マグニフィセント・セブン7社によるテクノロジー革命
マグニフィセント・セブンの時代が続く理由
いつの時代でもそうだと思うのですが、時代の寵児と呼ばれるカリスマ的なトップを持つ企業
とか時代の波に乗っていて、多くの人に良い評価をされている企業であっても批判にさらされ
ることは避けられません。革新的な製品やサービスで世界を席巻する「マグニフィセント・セ
ブン」に対しても世界のメディアが常に目を光らせている状況です。またアメリカの司法省や
ヨーロッパの当局が、独占禁止法違反や市場の寡占状態について訴訟に発展する事例も珍しく
ありませんし、メディアに訴訟を大々的に報じられるケースをマグニフィセント・セブン達は
少なからず経験をしています。しかし、株価への影響はと見るとそれほど大きなダメージを与
えておらず限定的と言えます。多分これは「政治や社会の話題」として、一時的に注目を集め
たとしても株式市場では何もなかったかのように『織り込み済み』といつの間にか片付けられ
てしまう傾向が強いためと思われます。落としどころが難しく、不確実性の高い、反トラスト
法の行方よりも企業の成長によって、利益がどこまで伸び株価の上昇に良い結果もたらすのか
どうかが、重要ポイントになってきているためと考えられます。かつてのマイクロソフトのビル
・ゲイツ氏や旧フェイスブック、メタのザッカーバーグ現CEOの例では、議会や外国当局を敵
に回しても、したたかな対応で難局を乗り切っています。結局のところ、マグニフィセント・
セブンのイノベーションを生み出す、スーパーパワーに頼らざるを得ず、運用の世界においても
彼らを中心にまわって行くことになります。そのため企業分析をして、投資の提案をしているア
ナリストは、マグニフィセント・セブン企業の基盤、財務状況、将来の戦略的ビジョンを踏まえ、
長期的な視点で評価することにますます重きを置くようになってきています。
また、実際に株式に投資する側の機関投資家の方も、常に期間利益の競争(一定の期間内でどれだ
け儲けたののか)に直面しておりポートフォリオの中から、マグニフィセント・セブンをはずすこ
とはできません。一方、運用が長期にわたる、ペンションファンドなど年金資金にとって、彼らの
描く未来に賭けることになりますし、資金の性格上、株価が上下すればポジションのウエイト(利益
確定や買い増し)に細心の注意を払わなければいけない存在にマグニフィセント・セブンはなってき
ているのです。これらの状況を踏まえ、我々個人投資家ができることはやはり、マグニフィセント・
セブンの豊富なキャッシュ、莫大な資本を背景に、その技術力、製品開発力、販売力、優秀な人材か
ら生み出される圧倒的な市場価値を素直に受け入れ、目先のネガティブなニュースに振り回されるこ
となく、長期的な視点で向き合うことだと思います。
マイクロソフト(MSFT)
クラウドとAI
時価総額でアップルを抜き、世界一
アップル(AAPL)
四半期で過去最高を記録
チャイナ・プラスワン、インド戦略
アルファベット(GOOGL)
安定の広告とクラウドの成長
広告とクラウド、そしてAI
アマゾン(AMZN)
コスト削減とAWSの急成長
オンラインストア、クラウド、広告、AI
エヌビディア(NVDA)
最新増配と株式分割が示す自信
GPUでガッチリ!
テスラ(TSLA)
EV市場の苦戦
年間の生産台数は185万台
メタ(META)
デジタル広告とリストラ効果
AIとメタバース、2つのビジョン
まとめ
- 莫大な資本を背景にその技術力、製品開発力、販売力、優秀な人材から生み出される圧倒的な市場価値。
- メデイアの厳しい批判も、したたかにかわす対応力も抜群
- 個人投資家の長期投資にも相性がいい、マグニフィセント・セブン
- 短期資金も長期資金も、マグニフィセント・セブンは投資対象から外すことはできない存在に
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