再スタート、準備中。ボタン

アルファベットのグーグルの1-3月期決算は市場予想を上回る。強みの「検索」広告とクラウドがしっかり!

※アフリエイト広告を利用しています

景気減速によって、企業が広告収入を抑える傾向が続く中、アルファベットの決算には注目が集まっていました。フェイスブック(メタ・プラットフォームズ META)等の『ソーシャルメディア広告』に比べ、景気変動に左右されないという『検索広告』の強さを発揮したと、市場関係者の声がありました。

目次

1-3月期決算から(2023年第1四半期)

※アルファベットの決算は、他の米国企業に多く見られるように、カレンダー通りの1月~12月で、一年を区切る12月を本決算としています。そして1-3月、4-6月、7-9月、10-12月の四半期ごとにその間の決算を発表します。。それぞれQ1,Q2,Q3,Q4と表記される場合がありますが、QはQuarter。Q1は、First Quarter(第1四半期)。アルファベットのようになカレンダー通りの企業は、1-3月決算を4月の最終週くらいを目安に一般に開示します。

概要

2023/1-3月(Q1)2022/1-3月(Q1)前年同期比
売上高69,78768,011 +2.6%
営業利益17,41520,094-13.3%
当期利益15,05116,436 -8.4%
EPS 1.17 1.23 -5%
決算概要(※単位百万ドル EPSはドル)

ポイント

  • 売上構成比の約78%占める(下記円グラフ、青、赤、橙色の部分、545億ドル,およそ7.25兆円)広告収入は前年同期比▼0.21%とわずかな落ち込み。メインの検索広告は旅行関連の好調で増収、YouTube、ネットワーク広告の減収が足かせも、市場予想は上回る。
  • グーグルotherは、前年同期比+9%増で市場予想を上回る。定額課金サービス(YouTube Music Premium、You TubeTV等の加入者増加)が健闘。
  • グーグルクラウドは同+28%増収(75億ドル←58億ドル)。市場予想には届かずも、営業損益は単体では初の黒字へ。

※単位は百万ドル、カーソルをあてると金額がわかります。

株価は回復基調

※各月のチャートにカーソルを合わせると、株価がわかります。4/26(終値)以外はいずれも月末、終値。

トップのコメントより

第1四半期は、検索が好調で、クラウドに勢いがあり、当社の業績に満足しています。私たちは、ディープコンピューターサイエンスとAIに軸足を置いた重要な製品アップデートを導入しました。我々の北極星は、ユーザーに最も役立つ答えを提供することであり、イノベーションの長い実績を継続することで、大きなチャンスが待っていると考えています。

– アルファベットおよびグーグルのCEO、Sundar Pichai

検索分野での回復力とクラウド分野での勢いにより、第1四半期の連結売上高は698億ドルで、前年同期比3%増、恒常為替レートでは6%増となりました。私たちは引き続き、長期的な成長を実現し、コストベースの再構築により、最も魅力的な成長分野への投資能力を創出することに全力を尽くします。

DeepMindがGoogleサービス、Googleクラウドおよびその他ベットとの連携を強めていることを反映し、2023年第1四半期よりDeepMindはその他ベット内ではなく、アルファベットの未配分の全社コストとして報告されています。さらに、2023年第1四半期より、ビジネスリーダーの意思決定に透明性を持たせるため、コスト配分方法を更新し簡素化しました。

・・・・Google Researchの一部(Brain Team)とDeepMindを統合し、AIにおける進捗を大幅に加速させます。この変更は、第1四半期の報告には影響しません。このグループはGoogle DeepMindと呼ばれ、2023年第2四半期からAlphabetの未配分会社費用に計上されます。

– AlphabetおよびGoogleのCFO、Ruth Porat

※AlphabetのIR→First Quarter 2023 Resultsより抜粋、DeepLで和訳

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次