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アマゾン2023年7-9月期【Q3/2023】決算分析: EコマースとAWSが牽引する成長!

※アフリエイト広告を利用しています

7-9月期において、アマゾンは市場予想を上回る実績を示しました。特に、Eコマース関連事業の改善が顕著で、主力のオンラインストア(自社小売業)の売上高は前年同期比7%増加。さらに、サードパーティセラーからの収入は20%増、広告事業は26%増とそれぞれ市場予想を超える成長を遂げました。

目次

オンラインストア、サードパーティセラー、広告事業が加速

決算のポイント

決算のポイント
  • 主力のオンラインストア(自社小売業)、サードパーティセラー両売上とも市場予想を上回る。
  • 広告事業は前年同期比26%増、Q2の22%増から加速。
  • コスト削減を進み、北米部門は改善続く。
  • AWS部門は前年同期比12%増収となり、6四半期にわたる増収率の減速が止まる。

決算概要

  • 売上高1,431億ドル、営業利益は前年同期比4.4倍の112億ドル。
  • 自社小売(オンラインストア)、アマゾンに出店するサードパーティセラーも好調を維持
  • 北米部門の改善と海外部門の赤字縮小に加え、AWS部門の増益が寄与
  • 米国内でフルフィルメント網の8分割を実施し、配送拠点との距離縮小がコスト低減に貢献。
2023/7-9月期(Q3)2022/7-9月期(Q3)前年同期比
売上高143,083 127,101+12.6%
営業利益 11,188 2,5254.4倍
当期利益 9,879 2,872 3.4倍
EPS 0.94 0.283.4倍
決算概要(※単位百万ドル EPSはドル)

Eコマース関連事業と他の事業

今期はアマゾンのEコマース事業が一層の成長を遂げ、さらにオンラインストアの売上高が前年同期比7%増(前四半期は4%増)。サードパーティセラーからの収入も20%増と好調。広告事業の成長率も前四半期の22%増から26%増へと加速へ。

セグメント別

*決算の数字はすべてAmazon IRを元に管理人が表、グラフにしています。円グラフのそれぞれの部分にカーソルを合わせると詳細がわかります。単位は百万ドル。

コスト削減と営業利益の拡大

コスト削減の努力が実を結び、営業利益は前年同期比で4.4倍に増加しました。北米部門の改善が続き、海外部門の赤字縮小に加え、AWS部門の増益がこれに寄与しました。フルフィルメント網の最適化により、配送拠点との距離縮小がコスト削減に貢献しました。

AWS部門の業績

  • 前年同期比12%の増収を記録し、6四半期連続の増収率減速がストップ。
  • (AWS)営業利益は前年同期比29%増と増益転換、市場予想を上回る。
  • 顧客企業の費用最適化の影響が続く中、部分的な改善と過去数カ月の新規契約の好調が寄与。

AWS部門は前年同期比12%増収となり、6四半期にわたる増収率の減速が止まりました。顧客企業の費用最適化の影響が続いている中で、一部の改善が見られ、過去数カ月の新規契約も好調。同部門の営業利益は29%増となり、市場予想を上回る結果となりました。

*Amazon IRを元に管理人がグラフにしています。棒グラフのそれぞれの部分にカーソルを合わせると詳細がわかります単位百万ドル

決算のポイント
  • 主力のオンラインストア(自社小売業)、サードパーティセラー両売上とも市場予想を上回る。
  • 広告事業は前年同期比26%増、Q2の22%増から加速。
  • コスト削減を進み、北米部門は改善続く。
  • AWS部門は前年同期比12%増収となり、6四半期にわたる増収率の減速が止まる。

アマゾンの強さの秘密についてはこちらから

第4四半期は営業利益が予想を上回る

2023年第4四半期について、アマゾンは売上高を「1,600-1,670億ドル」(前年同期比7-12%増)、営業利益を「70-110億ドル」と予想。これは売上高の中央値では市場予想には若干下回りますが、営業利益の中央値では予想を上回っています。

今期は、Eコマース事業とAWSの成長により、市場の期待を上回る結果を示しました。第4四半期に向けても、同社は成長の継続を見込んでおり、投資家や市場アナリストからの注目が集まります。

株価の推移

*株価は各月末の終値。カーソルを合わせると株価がわかります。単位ドル

AI開発の新興企業と戦略的提携

9/25、アマゾンはAI(人工知能)開発の米国新興企業アンソロピックと戦略提携を行い、最大で40億ドル(約5,960億円)を出資すると発表。画像や文章を自動で作る、生成AIを使ったサービスをアマゾンの顧客が使えるようにすることで、先行するマイクロソフトやアルファベットに対抗する準備を整えることになります。この提携により、

  • アンソロピックがAWSをプライマリークラウドプロバイダーに選定
  • AWSのTrainiumおよびInferentiaチップを使用して、将来の基盤モデルの構築、訓練、展開を実施
  • 高性能かつ低コストの機械学習アクセラレーターの利用が可能に
  • アンソロピックはAWSの顧客に対し、モデルのカスタマイズや微調整機能への早期アクセスを提供
  • Amazonがアンソロピックの少数株主に
  • Amazonの開発者やエンジニアはAmazon Bedrockを通じてアンソロピックのモデルを使用可能
  • 生成AI機能を活用して、既存のアプリケーションを強化し、新たな顧客体験を創出
  • アンソロピックが安全でステアラブルなAIをAWSの顧客に広く提供を目指す
  • 「*Claude」洗練された対話や創造的なコンテンツ生成、複雑な推論、詳細な指示に優れた性能を発揮
  • Claudeは、他の基盤モデルと比較して有害な出力の生成が少なく、対話が容易で望む出力を得やすいと評価
  • この戦略的提携はAmazonのAI業界での存在感の強化と、Microsoft、Meta、Google、Nvidiaといった競合との競争強化に寄与
  • アンソロピックにとっては、Amazonからの投資とAWSのコンピューティングパワーによる将来のAIモデル構築とクラウド顧客への販売強化に重要な機会を与えます。

「*Claude」はアンソロピック(Anthropic)が開発したAIモデルで、会話型AIの一種です。Anthropicは、AIの安全性と使いやすさを重視しており、「Claude」もその方針に沿った設計がなされています。このモデルは、自然言語処理を用いて、人間との対話やテキストベースのタスクにおいて高いパフォーマンスを発揮するように設計されています。

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