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テスラ4-6月期決算、値下げや増産効果により売上高は市場予想を上回るも、粗利率、営業利益率は低下へ。

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2022年の米国の電気自動車(EV=Electric Vehicle)の購入率は、2021年の3.2%から上昇し、2022年には全自動車販売台数の5.8%。また、テスラによる、電気自動車の総販売台数のシェアは65% になっている模様。(モーター・インテリジェンスより)

目次

決算のポイント

値下げにより、他の追随を許さず!?

2023/4-6月期(Q2)2022/4-6月期(Q2)前年同期比
売上高24,927 16,934+47.2%
営業利益 2,399 2,464▼2.6%
当期利益 2,703 2,259 +19.7%
調整後EPS 0.91 0.76 +20.3%
決算概要(※単位百万ドル EPSはドル)
  • 売上高は、249億ドル(市場予想245億ドル)、EPSは、0.91ドル(予想0.81ドル)
  • 値下げや増産により納車台数は前年同期比+83%増の46.6万台
  • 粗利率(Total GAAP gross margin)は18.2%に低下(前年同期25%,前四半期19.3%, 市場予想18.7%),営業利益率(Operating margin)も9.6%に悪化(前年同期14.6%,前四半期11.4%) 。←値下げ等による単価低下の影響
  • 2023年通期の納車計画台数は180万台(予想 185万台)
  • サイバートラックは年内生産開始予定。
  • 充電サービスを提供するスーパーチャージャーステーションは前年同期比33%増の5,265カ所に。
  • Q2(4-6月期)に、テスラの充電規格の採用をフォード(F),ゼネラル・モーターズ(GM),日産(7201),リビアン・オートモーティブ(RIVN),等が発表。
  • 今月から高速かつ低価格でAI学習ができる自社開発コンピュータDojoの生産開始

納車台数

値下げや増産により、納車台数は前年同期83%増の46.6万台。そのうち大衆向けModel 3/Yが同87%増の44.7万台、高級EVのModel S/Xも同19%増の1.9万台でした。

決算発表後の株価

現地7/19日の取引終了後に、決算発表。売上高、EPSとも市場予想を上回るものの、粗利率、通期の納車台数等が市場予想に達することができず、ここまで順調に上昇してきた分利益確定の売りにおされ?、目先の動きとしては、7/18発表前日の終値から、月末7/31の終値まで(293.34ドル→267.43ドル)は、▼8.83%の下落となりました。ただし年初来では、株価は2.17倍になっています。

*チャートにカーソルを当てると、株価がわかります。いずれも月末終値。

欧米と中心とする、電気自動車への特化か、トヨタの全方位な自動車づくりか、どちらが受けいられるかわかりませんが、テスラがこの分野で先行者の優位性を武器に、トップとして走り続けて行くことに変わりはないようです。

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