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エクソンモービルとシェブロン。7-9月期決算からエネルギー巨大企業をチェック!株主還元では、両社とも実績があります。

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目次

エクソンモービルとシェブロン

エクソンモービル

石油メジャーの一角で、米国の石油王ロックフェラーが設立した、スタンダードオイル社が前身。1999年にエクソン社とモービル社が合併し、世界最大規模の石油企業へ。エクソン、エッソ、モービルの3つのブランドで世界展開をしています。

シェブロン

1879年に米国パシフィック・コースト・オイルとして創業され、1900年にスタンダードオイル社に買収。1911年スタンダードオイル社の34社分割のうち、スタンダード・オイル・オブ・カリフォルニアとしてガルフ石油と合併、1984年にシェブロンとなります。

2021/7-9月期(Q3)

エクソンモービルシェブロン
売上高73,786 44,710
当期利益 6,750  6,115
EPS 1.58   2.96
決算概要(※単位百万ドル EPSはドル)

エネルギー企業の見方

石油・ガスのエネルギー企業の大きな特徴としては、原油や天然ガスの探査・開発、生産等を行う*川上部門と産出した原油・ガスを基に、精製・加工等を行う*川下部門、その他部門の事業に分かれていることがあげられます。両社の部門別の利益を見てみます。

*業界独特の言い回し?のようですが、原油やガスを輸送するためのパイプラインや貯蔵施設の運営を行う川中事業を行う企業もあります。

エクソンモービル

当期利益(Net Income)6,750
川上3,951
川下1,255
化学2,140
Corporate and financing▼596
単位百万ドル
  • 利益は67.5億ドルと、黒字転換
  • 利益全体のうち、69%が米国以外(Non-U.S.)によるものです。
  • 利益は前年同期比で、74億ドル増加
  • 営業活動によるキャッシュフローは、121億ドル→設備投資、負債削減、配当に充当
  • 今後、年間200億ドルから250億ドルの設備投資を見込み、低酸素社会に向けた投資は4倍に増加
  • 2022年により、12-24ヶ月間で最大100億ドルの自社株買いを実施

シェブロン

当期利益(Net Income)6,111
川上5,135
川下1,310
その他▼334
単位百万ドル
  • 利益は61億ドル
  • 利益全体のうち、53%が米国以外(International)によるものです。
  • 営業活動によるキャッシュフローは、86億ドル
  • 6億2500万ドルの自社株買いを実施

営業キャッシュフローは、本業の営業活動によって流入、流出した現金の動きが表すキャッシュフローです。例えばAという企業があるとして、その企業が、商品やサービスを売ることで得た売上高から、原材料費などの支出を除くことで得られる現金収支を指します。

世界は脱炭素化に向けて動き出している

原油高騰

今期の好決算の理由として、原油高騰があげられますが、原油高騰の背景としては、

  • コロナ禍からの需要の回復
  • OPEC+をはじめとする、主要産油国の供給削減
  • 低迷していた原油市場の影響で、資源開発に投資が不足していた
  • 脱炭素社会に向け、原油以外のエネルギーへの注目

等が指摘されています。短期的に需要に対し、供給が追いついていない状況です。下記のグラフは、今年に入ってからの原油価格と両社の株価の動きです。原油価格に沿うようなかたちで株価が上昇していることがわかります。(今年1月を100としています。4月、6月、8月、10月、11月のそれぞれ月末の終値)

『脱炭素社会』

世界の潮流が、『脱炭素社会』に向けて動き出す中、企業としては、環境に配慮した姿勢を見せなければなりません。エクソンといえども、例外ではなく、5月の株主総会では、CO2削減の経営努力が足りないとの理由で、環境対策に精通している専門家3人を取締役に加える決議をのまなければいけない事態となりまた。新規の油田開発等への設備投資ができない上に、環境への配慮として、コストを払うことが求められるわけですから、これまでとは、違ったエネルギー企業の姿を模索していかなければなりません。

株主還元には長期にわたり、実績

エクソンモービル、シェブロンともに株主に対し、長年にわたる連続増配を達成している企業です。

連続増配

シェブロンが4月に34年、エクソンモービルが10月に39年、それぞれ、連続増配を達成しています。原油や天然ガス等の資源価格の低迷を受け、業績が落ち込み、連続増配の記録が途絶える可能性もありましたが、何とか増配を維持、株主の期待に応えています。大変な記録です。

  • エクソンモービル11月に0.88ドルの配当、年4回配当で0.88×4=3.52ドルとして→11/1の株価65.63で割ると配当利回り*5.36%
  • シェブロンも11月に1.34ドルの配当、年4回配当1.34×4=5.36ドルとして→11/1の株価114.53で割ると配当利回は*4.68%

*配当利回りは、直近11月の(普通配当×4)÷株価で計算しています。税金・手数料は考慮していません。株価・為替の変動があるため、将来にわたり確定されているものではありません。

にそれぞれなります。この連続増配を狙う投資家も当然いて、マーケットが混沌してきた時など株価の下落局面では、さらに配当利回りの魅力がクローズアップされます。

参考

米国は、株価指数の定義が数多くあり、その条件に当てはまり指数に採用されることが一つのステイタスになります。(因みにエクソンモービルは、2020年にニューヨークダウの30銘柄から除外されています。シェブロンは除外されていません。)

配当貴族指数とは・・S&Pグローバル(SPGI)社が2005年5月から算出している株価指数。正式な名前は「S&P500配当貴族指数(Dividend Aristocrats)」。

配当貴族の条件

  • S&P500の構成銘柄
  • 時価総額30億ドル以上
  • 1日平均取引額が500万ドル以上
  • 25年以上連続で増配を継続している銘柄

自社株買いも

株価の上昇要因とされる『自社株買い』についても、両社は再開の方針で前向きに取り組む姿勢を見せています。世界が脱炭素社会に向けてが取り組む過程においては、石油業界、エネルギー企業の長期的な成長は厳しいかもしれませんが、老舗企業としての株主に対する姿勢には、今後も注目していきたいと思います。

↓この本を参考にしました。その他「配当チャンピオン」「配当王」などいろいろな”くくり”があるようです。米国株の配当に興味のある方はこちらから⇩(Amazonアソシエイトにリンクしています。)

株価、時価総額など

両社の比較

エクソンモービルシェブロン
ティッカーシンボルXOMCVX
設立1882年1879年
上場1920年1921年
株式時価総額(12/3)2,578億ドル2,205億ドル
株価(12/3)60.89ドル114.41ドル
売上高1,815億ドル(2020/12)947億ドル(2020/12通期)
エクソンとシェブロン
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