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エヌビディアは、得意のGPUでAI向けにも、強みを発揮!GPUがなければ、はじまらない!?【2-4月期/Q1,2024】

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GPU(Graphics Processing Unit)は、人や物を3D(立体的)でリアルに描画するソフトウェア(3Dグラフィックス)を高速で処理する半導体。ゲームをする方は、よくご存知かと思いますが、3Dグラフィックスのリアル動画は、画像を構成する膨大な数のパーツを、GPUが超高速で並列同時処理することで可能となります。

目次

ご存知でしたか?エヌビディア

About NVIDIA Corporation(NVDA)

GPUのエヌビディア。3D映像の処理を得意とする半導体がGPUです。1993年の創業。
製造工場を持たない、回路設計に特化した、ファブレス半導体企業。1999年にGPUを発明したことで、PCゲーム市場の成長に火をつけ、コンピューターグラフィックに革新をもたらします。さらには、主力のデータセンター向け製品についても、近年その存在感をあらわすまでに成長しています。

*6月16日の株価は、426.92ドル(終値)。株式時価総額では1兆ドル企業(世界1位のアップルが2.9兆ドル、マイクロソフト2.5兆ドル、アルファベットのグーグル1.5兆ドル、アマゾン1.3兆ドルにつぐ)の仲間入りを果たしています。

トップの考え

半導体がより強力で効率的になる速度は、コンピューティング能力に対する需要が急増しているにもかかわらず、減速しているのです。結果としてクラウドコンピューティングに対する世界的な需要が、データセンターの電力消費の急増を招いています。ネットゼロを目指す一方で、コンピューティング能力向上という、『かけがえのない恩恵』をサポートするためには新しいアプローチが必要です。この課題に対して、GPUの並列処理能力をCPUと結合させたアクセラレーテッドコンピューティングのパイオニアであるNVIDIAが挑戦することは、自然な流れであると言えるでしょう。

-Jensen Huang(ジェン・スン・ファン)NVIDIAのブログより

“コンピュータ業界は、加速されたコンピューティングと生成的なAIという2つの同時移行を経験しています。・・・1兆ドルの設置された世界のデータセンターインフラは、企業が生成的なAIをあらゆる製品、サービス、ビジネスプロセスに適用しようと競争する中で、汎用コンピューティングから加速コンピューティングに移行するでしょう。”

-5/24 Q1FY24 四半期決算にて、NvidiaのCEO、Jensen Huang(ジェン・スン・ファン)

要するに、ゲームはもちろんのこと、

  • 環境に配慮した、効率的しかも高速な処理が求められるデータセンター
  • 複雑な処理を要する車の自動運転そしてなんと言っても、
  • 時代の寵児となったAIに、

高付加価値を提供できる、GPUは欠かせない存在であると、NvidiaのCEO。

四半期(2-4月)決算より

*2023年5月24日の2-4月期(Q1)決算発表より

  • 売上高は、72億ドル(およそ1兆円)
  • そのうち、データセンター向けは43億ドル
  • 第2四半期(5-7月期)の計画で、売上高が110億ドルほどとアナリストの予想を50%も上回る、サプライズな見通し
  • 直近1年間の売上高では、270億ドルぐらいです。(FY23)
*2023/2-4月期(Q1)2022/2-4月期(Q1)前年同期比
売上高(Total net sales)7,1928,288▼13.2%
営業利益(Operating income ) 2,1401,868+14.6%
当期利益(Net income) 2,0431,618+26.3%
EPS( Earnings per share) 1.09 1.36
決算概要(※単位百万ドル EPSはドル)

*エヌビディアの1年を通しての決算は、2024年の1月。第1四半期が2-4月で1st Quarter(Q1) FY24(Fiscal Year 2024,会計年度)、となります。以下5-7月(第2四半期Q2)、8-10月(第3四半期Q3),11-1月(第4四半期Q4)。

*円グラフにカーソルをあてると、それぞれの部門の金額がわかります。(単位百万ドル)

*チャートにカーソウルをあわせると株価がわかります。6/16はこの日の高値、他はいずれも月末終値。

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