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コストコ(COST)の2024年度第3四半期決算:堅調な売上と利益の成長が続く【3-5月期】

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米国の会員制倉庫型小売大手コストコホールセール(Costco Wholesale Corporation、ティッカーシンボル:COST)が2024年度第3四半期(12週間)および年初来36週間の業績を発表しました。売上高と利益の堅調な成長が続いており、既存店売上高や粗利率も改善しています。現在、日本には、全国に33の店舗(倉庫)があるそうです。今回は最新の決算内容を詳しく分析し、コストコの強みと今後の展望についてみていきます。。

目次

第3四半期と年初来36週間の売上高が前年同期比で大幅増加

コストコの2024年度第3四半期(12週間)の売上高は、前年同期比9.1%増の573億9,000万(会員費除く)。また、年初来36週間の売上高は、前年同期比7.0%増の1,714億4,000万ドルと好調です。この堅調な売上高の伸びは、既存店売上高の増加と新規出店が寄与しています。

決算概要

2024/3-5月2023/3-5月前年同期比
売上高58,51553,648+9.1%
営業利益2,1971,679+31%
当期利益1,6811,302+29%
EPS3.782.93+29%
単位百万ドル EPSはドル

コストコの決算期間は以下のように4半期に分かれています。
第1四半期: 9月初旬から11月下旬までの12週間
第2四半期: 12月初旬から2月下旬までの12週間
第3四半期: 3月初旬から5月下旬までの12週間
第4四半期: 6月初旬から8月下旬までの16週間

第1〜第3四半期は12週間ずつですが、第4四半期のみ16週間となっています。36週間という決算期間は存在せず、コストコは通常の4半期制を採用しているだけです。

純利益とEPSが前年同期比で大幅に改善

売上高

  • 売上高-(会員費11億2,300万ドル+573.92億ドル)585億1,500万ドル

2024年度第3四半期(12週間)の売上高:

  • 今年度:573億9,200万ドル(前年同期比+9.1%)
  • 前年同期:526億ドル

2024年度年初来36週間の売上高:

  • 今年度:1,714億4,000万ドル(前年同期比+7.0%)
  • 前年度:1,602億8,000万ドル

利益と一株当たり利益(EPS)

2024年度第3四半期

純利益:16.8億ドル

希薄化後一株当たり利益(EPS):3.78ドル(前年同期:2.93ドル)

前年同期にはチャーター船事業の廃止に伴う商品コストへの非経常費用が含まれていましたが、今年度はこれらの費用がなくなったことが利益の改善につながりました。

2024年度年初来36週間:

純利益:50億1,000万ドル

希薄化後一株当たり利益(EPS):11.27ドル(前年同期:9.30ドル)

既存店売上高は米国、カナダ、その他海外で堅調に推移

既存店売上高

ガソリン価格および為替変動の影響を除いた既存店売上高は、第3四半期で前年同期比6.5%増(市場予想5.9%増)、年初来36週間でも同様に堅調な成長を示しています。地域別では、

  • 米国: 前年同期比6.0%増(市場予想5.5%増)
  • カナダ: 前年同期比7.4%増(市場予想7.0%増)
  • その他海外: 前年同期比8.5%増(市場予想7.5%増)

商品カテゴリ別の販売動向

カテゴリ別の売上高

商品カテゴリ別では、食品・雑貨が前年同期比横ばい、生鮮食品が微減となりました。一方で、食品以外のカテゴリーは好調で、特にインフレが落ち着いたことで顧客の購買行動が裁量的支出品に戻っています。

商品カテゴリ別の販売動向は以下の通りです:

  • 食品・雑貨: 前年同期比横ばい
  • 生鮮食品: 前年同期比微減
  • 食品以外: 好調、特にインフレが落ち着いたことで、顧客の購買行動が裁量的支出品に戻っています。

下記は2023年の実績

*円グラフにカーソルを合わせると各カテゴリーの売上がわかります。単位百万ドル

粗利率が前年同期比で上昇

粗利率の改善

粗利率(会員費収入を除く)は前年同期比0.52%ポイント上昇し、10.84%となりました(市場予想10.79%)。前年同期のチャーター輸送停止に伴う費用計上がなくなったことが、粗利率の改善につながっています。

前年同期には、チャーター船事業の廃止に伴う商品コストへの非経常費用が含まれており、これが利益に影響を与えましたが、今年度はこれらの費用がなくなり、純利益の大幅な増加が見られます。

有料会員数は順調に増加、更新率も高水準を維持

コストコの有料会員数は、前年同期比7.8%増の7,450万人(市場予想7,368万人)に達しました。また、会員更新率は90.5%と高い水準を維持しています。コストコは将来的に会員費の引き上げを予定しているものの、現時点での具体的な発表はありません。

会員数と会員費

有料会員数:

  • 前年同期比7.8%増の7,450万人(市場予想7,368万人)

会員更新率:

  • 90.5%と高い水準を維持
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国際展開とオンライン事業の現状

コストコの国際展開とオンライン事業

世界に倉庫(店舗)が878

  • 米国とプエルトリコ:605
  • カナダ:108
  • メキシコ:40
  • 日本:33
  • 英国:29
  • 韓国:18
  • オーストラリア:15
  • 台湾:14
  • 中国:7
  • スペイン:4
  • フランス:2
  • アイスランド、ニュージーランド、スウェーデン:各1

また、米国、カナダ、英国、メキシコ、韓国、台湾、日本、オーストラリアでeコマースサイトを運営し、オンライン販売にも力を入れています。

コストコの強みと今後の成長戦略

強力な会員基盤をベース新興市場でシェア拡大を

コストコの強みは、堅調な売上と利益の成長、既存店売上高の安定した増加、高い粗利率、そして強力な会員基盤にあります。今後の戦略として、さらなる海外市場の拡大とオンライン販売の強化が鍵となるでしょう。特に、新興市場でのシェア拡大が期待されており、これがコストコの長期的な成長を支える重要な要素となります。

コストコは、その強みを活かし、今後もさらなる成長が期待され、投資家にとってもコストコは安定した成長を期待できる魅力的な企業と言えるでしょう。

まとめ

コストコは、会員制モデルによる安定収益、自社ブランドの成功、オンライン販売の強化などの強みを活かし、今後もさらなる成長を目指しています。コストコの強みである会員制モデルや自社ブランド商品を活かしつつ、各国・地域の特性を踏まえたローカライズを進めていくことが、新興市場、しいては世界市場での成功の鍵になるでしょう。

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