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コルゲート・パルモリーブは、62年連続増配企業。最新決算から見る、消費財リーダーの世界戦略が秀逸!【1-3月/Q1,2024年】

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“私たちは、すべての人々、彼らのペット、そして私たちの惑星のためにより健康的な未来を再考している思いやりのある革新的な成長会社であるコルゲートです。”

コルゲート・パルモリーブ(Colgate-Palmolive、ティッカーシンボル:CL)は、消費財の世界的なリーダーであり、特に歯磨き粉や石鹸などのパーソナルケア製品で広く知られています。同社は1806年にウィリアム・コルゲートによって設立され、200年以上にわたり成長と進化を遂げてきました。以下では、コルゲート・パルモリーブの事業内容、企業理念、最近の業績、将来展望について詳しく見ていきます。

目次

消費財の世界的リーダー

企業プロフィール

  • 創業1806年、1923年にコルゲート社とパーム・オリーブ社が合併し、コルゲート・パルモリーブ社が設立
  • 歯磨き粉の世界的ブランド「コルゲート」をはじめ口腔・スキンケア洗剤など日用品を200カ国以上で展開
  • ペットフードが第二の柱
  • 2023年の年間売上高(会計年度12月):195億ドル(約2.9兆円)
  • 株式時価総額:765億ドル(2024/6/12現在)
  • ティッカー・シンボル:CL
  • 株価:93.23ドル(6/12終値)
  • セクター:生活必需品(Consumer Staples)
  • ライバル企業→P&G(PG)
  • 日本での同業種イメージ→花王(4452)

2024年第1四半期決算の概要

*コルゲート・パルモリーブのIRより抜粋、まとめています。また英文をDeepLで和訳しています。

売上高

2024年第1四半期の売上高は50億6500万ドルで、前年同期比で増加。この増加は、価格上昇、新製品の投入、そして既存製品の強固なパフォーマンスによるものです。売上高の成長は、同社の強力なブランド力とグローバルな市場展開を示しています。

  • 売上高:50.65億ドル(前年同期比+6.2%増)
  • 営業利益:10.47億ドル
  • 当期利益:6.83億ドル
  • EPS(1株利益):0.83ドル

オーラル・パーソナルおよびホームケア製品部門の売上高は同+11.4%増加。
歯磨き粉の世界市場におけるCLのシェアは41.3%、同じく手動歯ブラシは31.7%だそうです。

市場成熟度による売上高

  • 先進国:全体の55%
  • 新興国:45%

となっています。さらに、地域、セグメント別では

セグメント別売上高および営業利益の分析

コルゲート・パルモリーブ(Colgate-Palmolive, CL)の2024年(1-3月)第1四半期の決算における各セグメントの売上高および営業利益について、地域別に見ていきましょう。

北米

売上高と営業利益の概要:

  • 売上高:9.97億ドル(前年同期比4.0%増)-全体の20%
  • 営業利益:2.2億ドル(同15%増)
  • 営業利益率:22.3%(同220ベーシスポイント増)
  • オーラルケア(特に手動歯ブラシ)とホームケア(特に表面用クリーナー)が売上増加を牽引。
  • 営業利益の増加は、売上総利益の増加(260ベーシスポイント)が主因。
  • 成長資金の調達イニシアティブによるコスト削減(190ベーシスポイント)、価格設定の上昇、原材料および包装資材コストの低下が寄与。


北米市場において、コルゲート・パルモリーブのオーラルケア製品とホームケア製品が堅調に推移しており、特に手動歯ブラシと表面用クリーナーの売上増加が顕著。コスト削減施策と価格の引き上げが奏功し、営業利益率も大幅に向上しています。

ラテンアメリカ

売上高と営業利益の概要:

  • 売上高:12.53億ドル(前年同期比16.5%増)-全体の24%
  • 営業利益:4.05億ドル(同29%増)
  • 営業利益率:32.3%(同300ベーシスポイント増)
  • 数量が6.2%増加し、正味販売価格が19.7%上昇、為替の影響を除く。
  • オーラルケア、パーソナルケア、ホームケアの全カテゴリーで既存事業売上高が増加。
  • アルゼンチン、メキシコ、ブラジルが主要な成長市場。
  • 営業利益の増加は、売上総利益の増加(420ベーシスポイント)が主因。

ラテンアメリカ市場では、広範な製品カテゴリーでの売上増加が見られます。特にアルゼンチン、メキシコ、ブラジルが成長の主な牽引役となっています。価格引き上げとコスト削減策が功を奏し、営業利益率も向上しています。

欧州

売上高と営業利益の概要:

  • 売上高:7.11億ドル(前年同期比9.5%増)-全体の14%
  • 営業利益:1.44億ドル(同24%増)
  • 営業利益率:20.3%(同250ベーシスポイント増)
  • 数量が3.1%増加し、正味販売価格が4.1%上昇。
  • オーラルケア(特に歯磨き粉)の売上増加が牽引。
  • イギリス、ドイツ、フランスが主要市場。

欧州市場では、特にオーラルケア製品が好調で、イギリス、ドイツ、フランスが売上増加を牽引しています。成長資金の調達によるコスト削減と価格設定の戦略が効果を上げ、営業利益率の向上につながっています。

アジア太平洋

売上高と営業利益の概要:

  • 売上高:7.27億ドル(前年同期比1.5%減)-全体の14%
  • 営業利益:2.07億ドル(同2%増)
  • 営業利益率:28.5%(前年同期比110ベーシスポイント増)
  • 数量が2.9%減少し、為替の影響で3.0%減少、正味販売価格が4.4%上昇。
  • インド、フィリピン、オーストラリアが売上増加を牽引。
  • 中華圏での売上減少が影響。
  • 営業利益の増加は、売上総利益の増加(160ベーシスポイント)が主因。


アジア太平洋地域では、インド、フィリピン、オーストラリアが成長を牽引している一方で、中華圏での売上減少が全体の成長を一部相殺。価格設定の引き上げとコスト削減施策が功を奏し、営業利益率の改善に寄与しています。

アフリカ/ユーラシア

売上高と営業利益の概要:

  • 売上高:2.76億ドル(前年同期比1.5%減)-全体の6%
  • 営業利益:0.66億ドル(同2%増)
  • 営業利益率:28.5%(前年同期比110ベーシスポイント増)

地域の特性に合わせた戦略


コルゲート・パルモリーブは、各地域で異なる成長戦略とコスト管理施策を展開することで、全体的に堅調な業績を維持しています。特に価格設定の引き上げと成長資金調達イニシアティブによるコスト削減が、営業利益率の改善に大きく寄与。今後も、地域ごとの特性に合わせた戦略的なアプローチが求められます。

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ヒルズ・ペット・ニュートリション(Hill’s Pet Nutrition)とは

コルゲート・パルモアリーブの一部門であるヒルズ・ペット・ニュートリション(Hill’s Pet Nutrition)は、ペット用の高品質な栄養食品を提供することに特化したブランド。科学的な研究と開発に基づいた製品を提供し、ペットの健康と長寿をサポートすることをミッションとしています。

主な特徴

  1. 科学に基づく栄養:ヒルズの製品は、獣医師や栄養学者による最新の研究に基づいて開発されています。
  2. 高品質の原材料:使用する原材料は厳選され、品質管理が徹底されています。
  3. 特別なニーズに対応:ペットの特定の健康問題やライフステージ(成長期、成人、シニア)に対応した製品が豊富に揃っています。

主な製品ライン

  • ヒルズ サイエンス ダイエット(Hill’s Science Diet):日常の栄養管理に適した製品ライン。
  • ヒルズ プリスクリプション ダイエット(Hill’s Prescription Diet):特定の健康問題を抱えるペットのための処方食。
  • ヒルズ アイデアル バランス(Hill’s Ideal Balance):バランスの取れた栄養を提供するための製品ライン。

ヒルズ・ペット・ニュートリション部門の業績

売上高と営業利益の概要:

  • 売上高:11.02億ドル(前年同期比3.9%増)-全体の22%
  • 営業利益:1.99億ドル(前年同期比9%増)
  • 営業利益率:18.0%(前年同期比80ベーシスポイント増)
  • 数量が3.9%減少し、正味販売価格が8.2%上昇、為替の影響で0.3%減少。
  • オーガニック事業の売上高は4.2%増加。
  • 米国と欧州が売上増加を牽引。
  • 営業利益の増加は、売上総利益の増加(390ベーシスポイント)が主因。


ヒルズ・ペット・ニュートリションでは、米国と欧州でのオーガニック事業の成長が顕著です。価格引き上げと成長資金の調達によるコスト削減が営業利益の増加に寄与していますが、原材料費と包装資材費の増加が一部相殺。

配当政策

62年連続増配

コルゲート・パルモリーブの配当政策は、株主に対して安定した利益還元を提供することを重視しています。以下に、具体的な配当政策についての詳細をまとめました。

配当の概要

  1. 定期的な配当支払い:
    コルゲート・パルモリーブは四半期ごとに配当を支払っており、長年にわたり一貫して配当を提供しています。2024年には、四半期配当金が1株当たり$0.50に増額されました(前回の$0.48からの増額)。
  2. 歴史的な安定性:
    コルゲート・パルモリーブは1895年以来、途切れることなく配当を支払い続けており、60年以上にわたって毎年増配を行っています。この長い歴史は、同社が安定したキャッシュフローと利益を持続している証拠です。
  3. 配当利回り:直近配当実績0.5ドル→05×4=2ドル(年間配当)→2ドル/93.23ドル×100=2.15%
    -*配当利回りは、株価(買った価格)と実際の配当によって変わってきます。税金、手数料は考慮していません
  4. 配当性向:配当性向(利益の何パーセントを配当に回すかを示す指標)は57%です。これは、安定した配当を維持しつつも、成長のために再投資する余力があることを示しています。

配当政策の目的と戦略

コルゲート・パルモリーブの配当政策は、長期的な株主価値の最大化を目的としています。

  • 持続可能な増配:毎年少しずつ配当を増やすことで、株主に対して長期的な信頼と利益還元を提供。
  • 財務の健全性維持:配当性向を適度に抑え、企業としての成長機会を逃さないようにしています。これにより、将来的な増収増益を目指しつつも、安定した配当を維持しています。

これらの方針により、コルゲート・パルモリーブは長期的な視点で安定した利益還元を行い、株主価値の最大化を図っています。詳細な情報については、公式サイトの配当歴史ページを参考にしてください。

コルゲート・パルモリーブは、強固なブランド力とグローバルな事業展開により、安定した収益基盤を提供し続けています。最新の決算結果は、同社の戦略が実を結び、持続可能な成長を遂げていることを示しています。投資家にとって、コルゲート・パルモリーブは、信頼性が高く、長期的な価値創造が期待できる投資先です。

まとめ

人口増加と少子化に対応

コルゲート・パルモリーブは地味な銘柄に思えるかもしれませんが、世界的な人口増加と日本をはじめとする少子高齢化を迎える国々に対して、最適な製品やサービスを提供できる、有利な立場にいると思います。歯ブラシや歯磨き粉は日常の生活になくてはならないものですし、健康志向が進む世界的な流れに乗っており、人口増加はプラスに働きます。一方、少子化が進む国々ではペットの需要は増しており、家族同様のケアが当たり前になる世界では、ペットフードやダイエットもまだまだ伸びるビジネスと言えるのではないでしょうか。

コルゲート・パルモリーブの2024年第1四半期決算は、売上高とEPSの増加を示し、同社の強力なパフォーマンスを裏付ける結果となりました。今後も、イノベーション、デジタル化、新興市場の強化、持続可能な経営に注力し、さらなる成長が期待されています。持続可能な成長と安定した収益プラス、連続増配の記録更新が期待できる魅力的な企業だと考えます。

いずれも60年以上増配を続ける企業です。↓

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