GAMAM(←GAFAM, FBのFをMetaのMに)の中では、伸び悩み感のあるMetaですが、月間で37億人近くのユーザーが利用するアプリの力は絶大。旧Facebook、Metaの2022年7-9月期(Q3)の決算です。
目次
サクッとまとめると・・
決算概要
- 売上高は、227億ドルで前年同月比▼4.5%、現地通貨ベースでは前年同月比+2%増
- *Metaファミリーのアプリで配信された広告インプレッション(広告が表示された回数)は、前年同月比で17%増加したものの広告単価は前年同月比で18%減少
- 研究開発費の大幅増(+前年同月比45%)のため総費用は同+19%増へ(185億ドル→221億ドル)
2022/7-9月(Q3) | 2021/7-9月期(Q3) | 前年同期比 | |
売上高 | 27,714 | 29,010 | ▼4.5% |
営業利益 | 5,664 | 10,423 | ▼45.7% |
当期利益 | 4,395 | 9,194 | ▼52.2% |
EPS | 1.64 | 3.22 | ▼49.1% |
部門別と地域別
*DAP-(Family Daily Active Person)→「Facebook」「Instagram」「Messenger」「WhatsApp」に登録してログインしているユーザーで、特定の日にモバイルアプリを介してまたはWebやモバイルブラウザを使用して、これらのファミリー製品を少なくとも1つにアクセスした人とメタは、定義しています。
*Reality Labs⇨AR(拡張現実)/VR(仮想現実)に関する消費者向けハードウェア、ソフトウェア、コンテンツが含まれます。
*円グラフにカーソルをあてると、それぞれの地域の金額がわかります。(単位百万ドル)
37億人(月間)の登録ユーザーが、ログイン
- DAPは、2022年9月平均で、29.3億人(前年同月比+4%増)
- MAP(=月間アクティブ人数)は、9月30日時点で37億1000万人(同+4%増)
- Facebookのデイリーアクティブユーザー(DAU)は9月平均で19.8億人(+3%増)
- Facebookの月間アクティブユーザー(MAU)は、9月30日時点で29.6億人(+2%増)
*いずれも、メタのIR→Q3 2022 Earningsより抜粋、一部DeepLで和訳
仮想空間の中で、何をする?
成長を続けるファミリーグループ
当社は、短期的には収益面で困難に直面していますが、収益が再び力強く成長するための基礎的な条件は整っています。現在の環境を乗り切り、さらに強い企業になるために、優先順位付けと効率性に重点を置いて2023年に向かっています。
– メタの創業者兼CEOであるマーク・ザッカーバーグ
↓どちらが現実の世界なのかわからなくなるかもしれませんが、 好奇心を刺激されます。自分のavatar(アバター)を想像すると赤面しそうです!?
About Meta
正念場のマーク・ザッカーバーグCEO
- 2004年設立、2012年上場。
- ザッカーバーグ氏が2004年ハーバード大学内の交流サイト「ザ・フェイスブック」を立ち上げ、2006年の一般開放から躍進を続け、世界最大級のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に成長。
- 上場後は『フェイスブック』を柱に、12年Instagram『インスタグラム』約10億ドル、当時日本円で810億円。14年Oculus『オキュラスVR』およそ30億ドル、同3,000億円。WhatsApp『ワッツアップ』約220億ドル、同2兆2,000億円等の大型買収を成功させ世界ユーザー数を爆発的に増やす。
- 近年は、個人情報の不正利用によるプライバシー問題や独自仮想通貨の導入の当局との交渉が難航。最近のマクロ経済環境の悪化でGAMAMの中でも、より厳しいビジネス状況に。
- 2021年10月社名を『Meta』に変更
- 2021年12月までの1年間の売上高は、1,180億ドル、およそ13兆5,700億円。
- 株式時価総額は、2,520億ドル、約35兆3,000億円、(11/18現在 →株価は年初より▼67%下落しています。)
※このブログは特定の企業への投資を推奨するものではありません。また、あくまでも過去のデータであり、将来の運用成果を保証するものではありません。
昨年末からの株価の動き
*チャートにカーソウルをあわせると株価がわかります。11/16 は終値、他は月末終値。
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