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アップルの10-12月決算は売上高、EPSとも過去最高!逆風の中、最高のスタートスタートダッシュに成功、2022年9月期の第1四半期(Q1)。

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目次

Q1の注目点!

過去最高!!

  • サプライチェーン(部品の調達等から販売に至るまでの一連の流れを指します)の混乱にも関わらず、売上高、EPS(1株当たり利益)とも市場予想を上回り、過去最高を叩き出す。
  • 特に、iPhoneが逆風の中(供給制約)過去最高の売上高を記録。好調iPhone13シリーズが売上高に寄与。
  • これまで販売された全てのiPhonenの中で、稼働するiPhone(インストールベース)は過去最高を更新。
  • 中国で圧倒的に強さを示す

2021/10-12月期(*Q1)決算概要

*2022年9月までを1年とする2022年9月期の第1四半期(Q1)という意味です。

米国は、カレンダー通り1-3月期をQ1、4-6月期をQ2、7-9月期をQ3、10-12月期をQ4(1年を通しての決算期が12月)とする企業が多いのですが、アップルは、決算期が9月ですので、Q1が10-12月期、Q2が1-3月期、Q3が4-6月期、Q4が7-9月期となります。アップルとしては、毎年9月、10月に新型のiPhoneを出し、いっきにクリスマス、年末商戦のQ1に、はずみをつけようとする狙いがあると思われます。ちなみに、アルファベットのグーグルとメタプラットフォーム、アマゾンが12月、マイクロソフトは、6月です。

Q1

2021/10-12月期(Q1)2020/10-12月期(Q1)前年同期比
売上高(Total net sales)123,945111,439+11%
営業利益(Operating income ) 41,48833,534+24%
当期利益(Net income) 34,63028,755+20%
EPS( Earnings per share) 2.10 1.68+25%
決算概要(※単位百万ドル EPSはドル)
  • 売上高は、1,239億ドル(市場予想は1,190億ドル)
  • 営業利益は、415億ドル
  • 当期利益は、346億ドル
  • 一株あたり利益は、2.10ドル(市場予想は、1.90ドル)

トップのコメントは・・・

当四半期の記録的な業績は、これまでで最も革新的な製品およびサービスのラインアップによって実現しました。当四半期の記録的な業績は、これまでで最も革新的な製品およびサービスのラインアップによって実現しました。”つながり続けることがかつてないほど重要になっている今、世界中のお客様からの反響に感謝しています。私たちは、2030年までにサプライチェーンと製品全体でカーボンニュートラルになるという目標に向けて前進し、教育や人種間の公平・公正に関する活動を推進するなど、より良い世界の構築に向けてできる限りのことをしています。

-ティム・クックCEO(最高経営責任者)

最近発表した新製品および新サービスに対するお客様からの非常に大きな反響が、売上高および収益の二桁成長をもたらし、アクティブデバイスのインストールベースで過去最高を記録することができました。「これらの記録的な業績により、当四半期は270億ドル近くを株主の皆様に還元することができ、長期的にネット・キャッシュ・ニュートラルな状態にするという目標を維持することができました

-ルカ・マエストリCFO(最高財務責任者)

*いずれも、2022.1.27に行われたアップルの四半期決算発表から。DeepLによる和訳です。

地域別・製品別売上高 (2021/10-12月期Q1)

地域別売上高

中華圏向けの売上が前年同期比+21%までさらに回復(213億ドル→258億ドル)。

Americas51,496
Europe29,749
Greater China25,783
Japan 7,107
Rest of Asia Pacific 9,810
Total net sales123,945
単位:百万ドル

*Greater Chinaとは、中国に加えて、香港、台湾、そして華僑国家であるシンガポールを含めた「大中華圏」のことを指します。

製品別、サービスの売上高

iPhone71,628
Mac10,852
iPad 7,248
Wearables, Home and Accessories 14,701
Services 19,516
Total net sales123,945
単位:百万ドル

iPadは、前年同期比▼14.1%(84億ドル→72億ドル)と落ち込みましたが、日本でも1ヶ月以上待ちのiPad mini6のように欲しくても、すぐには手に入らないというのが実情のようです。この環境下で、過去最高の売上高を記録した、iPhoneは前年同期比+9%(656億ドル→716億ドル)。iPhoneの13シリーズの万全な品揃えと売上比率から見て、今期決算では特に、アップルはiPhoneをメイン、戦略商品としていたと考えられます。

株価と時価総額、通期の売上高

*2021年の株価は月末の終値。2022年はその日の終値。チャートにカーソルをあてると、株価がわかります。

2022年は波乱の幕開け!?

  • ティッカーシンボルは、AAPL
  • 株価は、174.78ドル(1/31)
  • 今年に入り1月の高値は、1/4の182.94ドル、安値は1/24の154.70とボラティリティの激しい展開。
  • 株式時価総額(1/31時点)28,523億ドル、日本円でおよそ325兆円。
  • 2021年9月期1年間(’20/10月-’21/9月)の売上高は、3,658億ドル

世界初、3兆ドル企業へ

上場から31年で・・・

  • アップルが上場したのは、1980年12月。この時の時価総額は16億ドル。
  • 時価総額1兆ドル企業となったのが、2018年8月
  • 2兆ドルには、2020年8月
  • そして、今年2022年1月には、なんと世界初となる、3兆ドル企業へ。

VR/ARとアップルカー?

アップルには兼ねてから噂されている、新たな2つの製品カテゴリーがあります。一つは、VR(Virtual Reality-仮想現実)/AR(Augmented Reality-拡張現実)ヘッドセット。そしてアップルのロゴのついた、自動車、アップルカーです。フェイスブックが社名変更までして、未来に備えたインターネットの3次元版、メタバースでも優位性を発揮するような取組みは、すでにアップルも始めていると考えるのが自然ですし、

アップルカーに関しても、電気自動車で先行するテスラ、巻き返しを図る既存の自動車メーカーとは違った、アプローチでこの分野での進出を狙っていることは、少しずつですが明らかになって来ています。

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