12月2週(10日〜14日)投資家の動き
海外投資家 | 個人 | 事業法人 | 信託銀行 | 日銀ETF | 日経平均株価 | |
---|---|---|---|---|---|---|
4月 | +2,072 | ▼7,866 | +235 | ▼32 | 2,382 | 22,467 |
5月 | ▼7,413 | ▼3,605 | +4,490 | ▼971 | 6,012 | 22,201 |
6月 | ▼6,641 | ▼1,671 | +1,278 | +4,420 | 7,270 | 22,304 |
7月 | +4,114 | ▼4,876 | +1,420 | 1,329 | 1,638 | 22,712 |
8月 | ▼4,825 | +414 | +2,376 | +581 | 1,682 | 22,865 |
9月 | ▼1,629 | ▼8,569 | ▼680 | ▼723 | 4,434 | 24,120 |
10月 | ▼2,565 | +10,580 | +3,847 | ▼587 | 8,700 | 21,920 |
11月 | ▼2,998 | ▼4,650 | +6,343 | ▼177 | 5,173 | 22,351 |
12月1週 | ▼6,001 | +2,220 | +1,558 | +2,031 | 2,169 | 21,678(12/7) |
12月2週 | ▼1,246 | +218 | +967 | +1,415 | 2,169 | 21,374(12/14) |
海外投資家の売りはどこまで続く
JPX(日本取引所グループ)によると12月2週(12/10-12/14)の投資部門別売買状況、海外投資家は(現物▼1,613億円、先物▼4,484億円)合計▼6,097億円の売越(現物の売越は5週連続)個人は(現物+218億円、先物▼401億円)合計で▼183億の売越。個人の現物買越は2週連続。信託銀行は、(現物1,415億円、先物▼1,892億円)で、現物の買越は、4週連続。その他、事業法人+967億円、投信+1,287億円と、それぞれ現物を買越。この週は、週間ベースで、日経平均株価は(21,678円→21,374円/▼304円/▼1.4%)下落となりました。
国内勢の押し目買いも続く
国内勢(個人+218億円、年金資金の信託銀行+1,415億円、投信+1,287億円、事業法人+967億円)で、+3,887億円の現物の買越。これに、日銀によるETF購入額、約2,100億円を加えると、6,000億円近い金額。この週は、米国株式市場、NYダウは13日までは、比較的落ち着いた動きでしたが、14日に500ドル近く下げ(24,000ドルは維持)次の週、3週の波乱への展開とつながりました。
安心材料としては、国内の年金資金が(信託銀行を経由する)11月3週以降、+401億円、+1,450億円(4週)、+2,031億円(12月1週)、+1,415億円(12月2週)と現物の買越を続けていること。長期運用を目指す、年金資金が日本株を割安と考えているあらわれですので、前向きにとらえたいと思います。
日銀によるETF購入額は、6兆円超え。
日銀は12月2週に、(設備・人材投資に積極的な企業を組み入れるETFを4営業日で、12億円ずつ。)60億円と通常型ETF(TOPIX型)は、703億円×3日で、2,109億円、合計2,169億円。日銀によるETF購入は年間6兆円の予定に対し12/14までに、およそ6兆1,279億円となり、6兆円を超えています。約6兆円の年間予定と”約”がついていますので、多少のオーバーは許容範囲でしょうが、最後の最後にきて、マーケットがこれだけ荒れるとは、日銀にとっても想定外の事態だと思います。(日銀のサイトより。)。
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