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【政策金利は据え置きの見方優勢?、Armの上場等】興味深い一週間、9月11-15日のマーケット。

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次週のFOMC(19-20日)を控え、マーケット全体では様子見。経済指標はどちらかというと、強め。政策金利の据え置きの見方が優勢も、年内の利上げ余地を残す雰囲気の一週間。

目次

今週のマーケット

指数の動き

指標    9/159/8騰落率
NYダウ 34,618.2434,576.59   +0.12%
S&P500 4,450.32  4,457.49   ▼0.16%
ナスダック 13,708.34  13,761.53   ▼0.39%
ドル/円  147.85147.82
米国10年国債利回り(%) 4.33 4.27
~9/15まで
今週のポイント
  • 8月のコアCPI(消費者物価指数)は前年同月比4.3%上昇と市場予想と同じ。前月比は0.3%上昇(13日)
  • Armは、売り出し価格51ドルに対し、上場後、高値は69ドルまで、週末は60.75ドルと出足好調(14日)
  • 米国自動車ビッグスリーのストライキと、3か月に一度の*トリプル・ウィッチング・デーのため、波乱気味で終えた週末(15日)

8月のCPI(消費者物価指数)

消費者物価指数も総合よりも基調的な物価動向を表す、コア(食料・エネルギーを除く)を重視するFRBですので、8月の結果からは、物価上昇率(インフレ)のトレンドは、低下の方に向いているため、目先、9月の追加

利上げを見合わせることを正当化する内容だと指摘する市場関係者が多いようです。ただ、一方で、利上げを打ち止めにすることを正当化するほどの材料ではないとの見方もあり、9月以降(この後年内は、2回)は引き続き景気動向と経済指標をみながらの判断となるようです。

2023年の推移

2023年総合CPIコアCPI
1月6.4%5.6%
6月3%4.8%
7月3.2%4.7%
8月3.7%4.3%

ソフトバンク傘下のArm上場

Arm(アーム)は、イギリスの半導体開発企業で、特にスマホ向けの半導体の設計を得意としています。Armは、ソフトバンク・グループ(SBG)が2016年に3兆円強で買収し、一時、あのNVIDIAに4兆円で売却することが話題となりましたが、計画はうまくいかず、流れた経緯を持っています。

結局、SBGが保有する形で、今回の米国ナスダック上場への道を選び、時価総額9兆円までに評価されたArmですので、NVDAのへの売却はあの時成立しなくて大正解?。ヤフーやアリババのように、アームがまた投資ファンドの含み損がささやかれる、SBG(というよりは孫正義氏)を救った形となりました。

ストライキとトリプル・・

木曜日までは、悪い材料をそれなりにこなし、静かな一週間で終わりそうな感じでしたが、全米自動車労組(UAW)の3大自動車メーカ(「クライスラー」のステランティス、フォード、GM)に対するストライキや金利の上昇、「株価指数先物・オプション、個別株オプションの満期日が重なる*トリプル・ウィッチング・デーでボラティリティが

高まったことも下落幅の拡大につながった。」とのコメントが聞かれました。ただし、先週末比では、主要3指数に大きな変化はありませんでした。

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