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ファイザー7-9月期決算(Q3)は、COVID-19に対するワクチンが予想以上に売上を牽引!3回目接種は、世界的な流れに。

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昨年来のCOVID-19の世界的な感染拡大とその後のワクチン開発、接種によりファイザー、モデルナと名前を聞かない日がないくらい、我々日本人にも身近な米国企業となりました。今回は日本のこれまでのワクチン接種の状況を踏まえた上で、ファイザーの四半期決算から、米医薬品企業の実力をチェックしてみたいと思います。

目次

2021年2月14日から・・・

当初、批判は数多ありましたが、菅政権のワクチンの確保とその後の接種環境を整えたスピーディーな対応によって、他国に比べ感染拡大を抑えられているのが現在の日本だと思います。ワクチン確保から、時系列に追ってみますと

国内ワクチン接種状況

  • 2月17日医療従事者(約480万人)開始→7月23日に終了
  • 4月12日から開始、65歳以上(約3,600万人)→2回目接種を終えた人の割合-91.21%
  • 日本国内全体でワクチン接種を受けた人は全人口の75.39%(2回目)

※11月までのデータ。厚生労働省、首相官邸等の情報を参考にしています。

ファイザー株式会社、報道関係各位より

ファイザー社(NYSE:PFE、以下「ファイザー」)およびBioNTech SE(Nasdaq: BNTX、以下「BioNTech」)は本日、COVID-19に対するワクチン『コミナティ筋注:以下、「コミナティ」』[一般名:コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2)]の日本における製造販売に関して、ファイザー株式会社が医薬品医療機器等法第14条の3に基づく特例承認を取得したことをお知らせいたします。本剤は、昨年12月18日に厚生労働省に製造販売承認を申請したものです。厚生労働省とファイザー株式会社は、本年1月20日に、2021年に本剤約1億4400万回分を日本に提供するという最終合意書を締結しました。
コミナティ(英名:COMIRNATY)という製品名は、COVID-19、mRNA、コミュニティ(community)、免疫(immunity)という用語を組み合わせたもので、パンデミックにおいて、過去にない世界的な協業によって安全性を最優先に科学的な厳格さと効率性をもって開発されたmRNAワクチンであることを表しています。

コミナティ(英名:COMIRNATY)という製品名は、COVID-19、mRNA、コミュニティ(community)、免疫(immunity)という用語を組み合わせたもので、パンデミックにおいて、過去にない世界的な協業によって安全性を最優先に科学的な厳格さと効率性をもって開発されたmRNAワクチンであることを表しています。

ファイザー(Pfizer)、2021年7-9月期(Q3)決算

ワクチンの売上が全体の54%

2021/7-9月期(Q3)2020/7-9月期(Q3)前年同期比
売上高24,094 10,2772.34倍
当期利益 8,146 1,4695.51倍
EPS 1.42 0.265.46倍
決算概要(※単位百万ドル EPSはドル)
  • 売上高は、241億ドル(市場予想は227億ドル)
  • うち、Comirnatyの売上高は、130億ドル
  • Comirnatyを除く売上高は、111億ドル。

「第3四半期の業績を誇りに思うと同時に、この業績が、当社が世界中の人々の生活に及ぼしているポジティブな影響を表していることを、さらに誇りに思います。例えば、2021年第3四半期までに計上した*Comirnatyの収益の75%以上は米国以外の国への供給によるものであり、2022年末までに低・中所得国に少なくとも20億回分の投与を行うという目標の達成に向けて順調に進んでいます–

今年は少なくとも10億回分、来年は10億回分の投与を行う予定ですが、2022年に向けて低・中所得国からの注文が増えれば、これらの投与量を増やすことも可能です。このうち10億回分は米国政府に非営利価格で提供され、世界の最貧国に無償で寄付されることになっています。これまでに達成できたすべてのことにもかかわらず、私たちは過去ではなく未来に目を向けています。私たちの最終的な目標は、このパンデミックを可能な限り早く終わらせることであり、また、ワクチンの開発で得た教訓を当社のすべての治療分野に応用することです。これらの取り組みについて、今後の報告を楽しみにしています」

-会長兼最高経営責任者のAlbert Bourla(アルバート・ブーラ)博士

*DeepLにて翻訳↑

最近の動き

3回目の接種が

ファイザーのワクチン3回目の接種については、いろいろなデータが集まって来ています。2回目の接種から1か月以内と、5か月後以降を比べたアメリカの研究では、感染を予防する効果

  • 16歳~44歳では89%が39%に
  • 45歳~64歳では87%が50%に
  • 65歳以上では、80%が43%に それぞれ低下したと報告されています。

また、3回目の接種の効果を示すデータも報告されており、イスラエルでは3回目の接種によって入院する割合が93%減少、さらにカタールの研究では重症と死亡が減少する効果が報告されています。

国内でも3回目が

今月11日には、ファイザーが提出した海外の治験データをもとに2回目の接種から少なくとも6か月以上間隔を空ければ、国内でも3回目の接種が承認されました。さらに、3回目の接種の際には、2回目までと種類が異なるワクチンの使用を認めている国があり、一定の有効性や安全性も確認されていることから

2回目までにモデルナやアストラゼネカのワクチンを接種した人が、3回目にファイザーのワクチンを接種できることが了承されました。

日本政府は飲み薬の新薬調達も

『ファイザーは11月5日、開発中の新型コロナ向け飲み薬の臨床試験データを公表。開発中の治療薬 「パクスロビド(PAXLOVID)」を、発症後3日以内の患者に投与したところ、投与していないグ ループに比べて入院・死亡リスクが89%減ったとした。同薬は1回の治療につき30錠の錠剤を5日間かけて投与。米政府側は1回の治療分につき約700ドルの支払いを見込む。政府は170万回 分の新薬調達を交渉中、さらに330万回分の追加調達枠も確保する見通し』との報道も出てきています。

株価、時価総額等

  • ティッカーシンボルは、PFE
  • 株価 51.41ドル(11/18)
  • 時価総額は2,886億ドル(およそ31.7兆円,11/18)
  • 株価、年初来の上昇率→+39.7%(S&P500は、+25.3%)←(2020.12.31→2021.11.18)
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この記事を書いた人

男子孫2人を持つ、60才越えの元証券マン。投資信託、ファンド初心者からベテラン投資家まで幅広い層にセミナーを開催。米TVドラマと米4大スポーツが好きが高じて?いや自然の流れで米国株、アメ株にハマる。好きな選手は、カリー(NBA)ともちろん、翔平君(MLB)。

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