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誰が、日本企業の株を買っているのか
3月決算という、日本特有のアノマリー(季節的要因)もあって、
米国株式市場に比べ、東京マーケットはぱっとしません。決算
の数字を固めるにために特に、機関投資家等(生保や銀行、運用
会社も)は3月の中旬ぐらいまでには、保有株を売却し、新年度
入るまでは動きません。さらに今年は、昨年11月からの”トラン
プ相場”もあり米国株式市場のここへきての息切れから、気迷い気
分が日本にもただよってきているようです。
いずれにせよ、3月は日本特有の時期で、株式需給からすると、売
りが出やすく、売りが先行しやすいタイミングでもあるわけです。
東証(東京証券取引所)から毎週発表される(通常木曜日)、
投資部門別状況によると、日本株の売買の6割以上は常に外国人
(海外)投資家によるものです。外国人投資家の中には、短期的
な売買で利益を目指すヘッジファンドをはじめ、この時期に存在
感を示す、(海外の)投資信託や年金資金があります。
海外投資家も4月に動く
4月は、中長期で株式の値上がりを求める、(海外の)投資信託
(投信)や年金等のニューマネーが動きはじめると言われており
その動向が注目されています。
過去5年の外国人投資家の日本株買い越し額は以下のとおりです。
(東証の投資部門別売買状況より作成)※買い越しは、日本株に
対し、彼らが強気であると考えます。↓↑は、4月の日経平均騰落
下落、上昇をあらわします。
2012年・・・・ 950億 ↓
2013年・・2兆6,800億 ↑
2014年・・・ 4,244億円 ↓
2015年・・1兆9,950億円 ↑
2016年・・・ 8,600億円 ↑
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