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消費者信頼感指数でわかる、アメリカ経済!個人消費が支えています。

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米国の景気回復は、順調に進んでいます。コロナワクチン接種の進展により、西海岸や東海岸の大きな州でも経済再開が実感でき、経済とそれに伴う、労働市場の改善にも楽観論が広がっています。米国の個人消費はGDP(国内総生産)の約70%を占める屋台骨と言われていますので、個人消費の動向については、注意が必要ですね。今回は、『消費者信頼指数』について。まずは、重要経済指標のスケジュールの確認から。

目次

7月の前半のスケジュール

6月29日(火)6月消費者信頼感指数
7月1日(木)6月ISM製造業景況指数
7月1日(木)OPEC定例総会
7月2日(金)6月非農業部門雇用者数の増減
7月2日(金)6月失業率
7月6日(火)6月ISM非製造業景況指数
7月7日(水)FOMC議事録(6/15-16日分)
7月9日(金)G20財務相、中央銀行総裁会合(ベネチア、10日まで)
7月前半版米国重要スケジュール

民間調査機関のコンファレンスボードが発表

毎月、発表

一番新しい、6月の消費者信頼感指数(6/29)は、次のように発表されました。(次回7月分の発表は、7/27)

6月の消費者信頼感は上昇コンファレンスボードの消費者信頼感指数®は、過去4ヵ月間の上昇に続き、6月もさらに上昇しました。消費者信頼感指数は、5月の120.0(上方修正)から127.3(1985年=100)に上昇しました。現在のビジネスおよび労働市場の状況に対する消費者の評価に基づく「現状指数」は、148.7から157.7に上昇しました。消費者の短期的な収入やビジネス、労働市場に対する見通しを示す「期待指数」は、前月の100.9から107.0に改善しました。

“コンファレンスボードの経済指標担当シニアディレクターであるリン・フランコは、「6月の消費者信頼感は上昇し、現在、2020年3月のパンデミックの最初の急増以来の最高水準にある」と述べました。”消費者の現状に対する評価は再び改善し、第2四半期の経済成長がさらに強化されたことを示唆しています。消費者の短期的な楽観主義は、今後数ヶ月間、ビジネス環境や自身の経済的な見通しが改善し続けるとの期待に支えられて回復しました。短期的なインフレ期待は高まったものの、消費者の自信や購買意向にはほとんど影響を与えませんでした。

実際、住宅、自動車、家電製品の購入予定者の割合はいずれも増加しており、短期的には個人消費が引き続き経済成長を支えていくことを示しています。また、サービスへの支出が引き続き増加していることを反映して、休暇意向も増加しました。”

ーコンファレンスボードのサイトからの抜粋、DeepLで和訳。

インフレに対する懸念を持ちながらも、米国経済が堅調な景気回復の過程にある分析がなされています。

コンファレンスボードとは

コンファレンスボード(=全米産業審議会→アメリカの経済団体や労働組合等で構成される民間の非営利調査機関)が、毎月、5,000世帯の消費者を対象に現在及び6か月後の景気景気・雇用情勢や家計所得の見通しについて調査。1985年を100として指数化し、消費者の観点から米国経済の健全性を見る指標となっています。

同系統の指標として、ミシガン大学消費者態度指数があります。対象者数が300〜500人と規模は小さいですが、同指数より早いタイミングで発表(毎月第2または、第3金曜日に速報値、最終金曜日に確定値)されることから、消費者信頼感指数の先行指標として市場関係者から注目されています。

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