今週の主要スケジュールと見通し【12/30-1/3】
今週の主要スケジュール
12月
31日(TUE)・・10月S&PコアロジックCS住宅価格指数
1月2025年
1日(WED)・・New Year’s Dayの祝日
・・「対中追加関税」第2弾<半導体など17品目>引き上げ
3日(FRI)・・12月ISM製造業景況指数
見通し
トランプラリーも一服し、マーケットではトランプ政権の現実的な政策が、フォーカスされてきています。新政権が掲げる政策では
- 関税引き上げ-海外からの輸入品が高くなることで、物価高、インフレの下地を作る
- 減税-米国債券の発行が多くなり、財政赤字拡大につながる。
どちらも、金利上昇要因。これらを見据えてか?26日には長期金利(10年国債の利回り)は4.64%と、5月以来の水準となっています。金利の上昇は、ハイテク株をはじめとする、成長株の割高感を意識させることに繋がり、株式市場にはネガティブに働きます。
FRBが利下げに向かう中で、再びインフレ率が上昇することになれば、利下げの回数が減ることになり、市場の上昇をサポートとしていたシナリオが崩れていく可能性も否定できません。
一方、関税引き上げ(海外からのライバルが入ってきにくい)と減税は、世界ダントツのGDPを誇る米国内でビジネスを展開する企業にとっては、業績を押し上げる要因となり、株価上昇を支援します。
どちらにプラスに働くかは、マーケットの判断となりますが、金利の動向には、2025年も注意を払っていきたいと思います。年末から年初にかけ市場参加者が少なくなる中、何事もなく、新年を迎えることを願っています。
良いお年をお迎えください。
先週のマーケットレビュー
27日(FRI)週末のマーケット

先週のおさらい
- AI、半導体関連の株の動向が市場をリード
- 今年大きく上昇した銘柄を中心に売り
- 長期金利上昇(10年国債の利回り、一時5月以来の高い水準に4.64%)も重荷に
ダイジェスト
*日付をクリックすると、その日マーケットの概要がわかります。
月曜日
エヌビディア<NVDA+3.69%,139.67ドル>
テスラ<TSLA+2.27%,430.60ドル>
・NYダウ+0.16%
・S&P500+0.73%
・ナスダック+0.98%
・長期金利(10年国債利回り)4.58%
*株価、指数等は終値。(+↑)(▼↓)は前日比です。
●クリスマス休暇前の薄商いで激しい値動き
●年末に向け半導体株一部に買い直し?
投資家心理にプラスに働く。
●フィラデルフィア半導体株指数
<SOX+3.1%,5,118.75> は上昇
●半導体関連株の活況
エヌビディア<上記>テスラ<上記>,
メタ<META+2.49%,599.85ドル>が
半導体関連株が上昇を牽引。
●クアルコム<QCOM+3.50%,158.24ドル>
アームとの訴訟で優勢とされ買い入る
一方、予想下回り株価の重荷になったのが
●12月の米消費者信頼感指数
104.7(市場予想113.1)、
●11月新築住宅販売件数
予想未達。(66.4万件←予想67万件)
今年のマーケットの振り返り。S&P500と11のセクターは?↓

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