今週は、S&P500が初めて5,100ポイントの大台を超え、ナスダックも2年3ヶ月ぶりに取引時間中の史上最高値を更新。AIの巨人エヌビディア(NVDA)を筆頭に半導体株が強い勢いを示し、市場をリードしています。
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目次
S&P500はまた新たな歴史をきざみ、ナスダックは次の段階へ!
今週のポイント
今週のポイント
- S&P500初の5,100ポイント超え、ナスダックも2年3カ月ぶり、共に取引時間中の史上最高値を更新。
- AIの雄、エヌビディア(NVDA)の株価勢いは止まらず、他の半導体関連株も続く
- 弱い経済指標から、6月FOMCでの、利下げ期待が継続、長期金利(10年国債の利回り)も低下傾向?
主要指標の動き
主要指標 | 3/1 | 2/23 | 騰落率 |
NYダウ | 39,087.38 | 39,131.53 | ▼0.11% |
S&P500 | 5,137.08 | 5,088.80 | +0.95% |
ナスダック | 16,274.94 | 15,996.82 | +1.74% |
ドル/円 | 150.10 | 150.51 | |
米国10年国債利回り(%) | 4.18 | 4.25 |
トピックス
26日 MON
- NYダウ30種平均は4営業日ぶりに反落し、1週間をスタート。
- 利益確定売りにおされ、特に前週末に最高値を更新した後の主力株で顕著。
- 半導体株が強含み、市場を下支え。
- AI向け半導体の成長が期待されるエヌビディア(NVDA)とクアルコム(QCOM)が上昇。
- マイクロン・テクノロジー(MU)はAI向け半導体の量産開始を発表し、4%上昇。
- 今週は米個人消費支出(PCE)物価指数の発表予定。FRBの利下げ時期の手がかりとして注目!?。
- AI向け半導体銘柄が投資家心理を支える。
- ダウ平均構成銘柄では、ベライゾン(VZ)、ナイキ(NKE)が下落。アマゾン(AMZN)も下落。
- アメリカン・エキスプレス(AXP)、キャタピラー(CAT)セールスフォース(CRM)、が上昇。
- ナスダック総合株価指数は続落し、20.572ポイント安の15,976.251で終了。
- アルファベット(GOOGL)への売りが目立ち、AI分野の競争激化が懸念か。テスラ(TSLA)は上昇。
27日 TUE
- 最高値更新後の利益確定売りにおされる?
- ナスダック総合指数は反発し、前日比59.049ポイント上昇の1万6035.300。
- 米消費者信頼感指数が悪化し、市場予想を下回る。
- FRBが注目するインフレ指標、PCE初価指数の発表を控え、市場は様子見姿勢。
- 米司法省が独占禁止法上の調査を始めたとの報道で医療保険のユナイテッドヘルス・グループ(UNH)に売り。
今週のポイント
- S&P500初の5,100ポイント超え、ナスダックも2年3カ月ぶり、共に取引時間中の史上最高値を更新。
- AIの雄、エヌビディア(NVDA)の株価勢い止まらず、他の半導体関連株も続く
- 弱い経済指標から、6月FOMCでの、利下げ期待が継続、長期金利(10年国債の利回り)も低下傾向?
28日 WED
- NYダウは3日連続で小幅に下落。
- 1月の米PCE物価指数の発表を前に、インフレ圧力増加への警戒から買いが控え。
- FRBが重視するPCE物価指数の市場予想は、前月比で伸びが加速すると見込み
- NYダウは引け間際に下げ幅を縮小。
- ナスダック総合株価指数は反落。
29日 THU
- NYダウは4営業日ぶりに反発。
- 1月の米個人消費支出(PCE物価指数)の伸び率が市場予想を下回り、インフレ懸念が和ぐ。
- ナスダック(16,091.92)とS&P500種5096.27とほぼ1週間ぶりに最高値(終値べース)を更新。
- 四半期決算を発表した顧客情報管理のセールスフォース(CRM)が3%高。
- アマゾン、マイクロソフト(MSFT)などハイテク株が上昇。
- NYダウは月間で846ドル上昇。4カ月連続、上昇記録を更新。
1月個人消費支出(PCE)
- (前年比)デフレーター=2.4%(予想も同じ,12月2.6%)
- (前年比)コアデフレーター=2.8%(予想も同じ,12月2.9%)
- (前月比)0.4%(予想0.5%,12月0.1%)
1月PCEを高めの予想とみる向きが多く、結果が概ね落ち着いたいたこともあり、インフレ懸念が和ぐ。「インフレが再加速し米連邦準備理事会(FRB)が利下げを大幅に先送りしかねないと懸念していた投資家に安心感を与えた」との市場関係者。米長期金利は低下、相対的な割高感が薄れ、ハイテク株に買い。
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1日 FRI
- NYダウは続伸。
- 米国の1月個人消費支出(PCE)価格指数が予想通り、また米国2月のISM製造業購買担当者景気指数(PMI)等経済指標は弱かったため、6月11-12日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待継続。
- 米10年債利回りが低下、ハイテク株を中心に買い。
- S&P500は初めて5,100ポイントを超え。
- ナスダック総合は2年3カ月ぶりに取引時間中の史上最高値を更新。
- 年初来では、NYダウ平均が+3.71%、S&P500は+7.7%、ナスダック総合は+8.42%の上昇。
- S&P500の11セクター中8セクターが上昇。ITセクターが1.78%の上昇率でトップ。
- フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4.29%上昇。エヌビディアは+4.00%、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)+5.25%高と牽引。
- ナイキ(NKE)、ボーイング(BA)は下落。セールスフォース、アムジェン(AMGN)が2%超える上昇。
週末の市場
ニューヨークダウ採用銘柄の最新情報、アマゾンへの入れ替えは26日。
20日、S&P500ダウ・ジョーンズ・インデックスは、NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株30種平均 )の銘柄の入れ替えを発表しています。ウォルグリーン・ブーツ・アライアン…
今週の米国株動向【2/20-23】、史上最高値更新のダウとS&P500。エヌビディアの勢い続く!来週以降…
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