個別株を探すのが、大変と思ったらまずは、市場全体、指数に投資することを検討してみましょう。少し大げさな言い方をすれば、「アメリカを買っちゃう」?。米国株式市場全体の動きを表す、株価指数NYダウや
S&P500、NASDAQの動きに連動することを目指すインデックス運用がETFを通じより身近なものとなりました。インデックス運用は①動きが把握しやすく、分かりやすい②コストが低く抑えられているという2つの大きな特徴があります。
目次
ETFとは、おさらい
Exchange Traded Fundの頭文字をとって、ネーミングされています。🇺🇸S&P500や🇯🇵トピックス(TOPIX)の株価指数などの動きに連動するようにつくられた受益証券を取引所 に上場させ、個別の企業の株と同様に、いつでも売買できる、上場型の投資信託です。投資対象となるのは株式や債券の主要指数はもちろんのこと原油や金のコモディティまでその範囲は広く、しかも国内に限らず、世界中の資産へのアクセスができる、優れものの金融商品と言われています。
ETFの本場米国
この20年間で最も米国で成長したと言われているETF。米国株式市場の取引高の4割を占めるほどにその規模は拡大しています。運用資産残高では、6.5兆ドル(=715兆円)と日本の約60兆円(いずれも2021年7月の数字)を優に上回ります。(しかも、日本のETFの大半は日銀が保有。)単純に比較はできませんが、そのラインナップの豊富さ、投資家への浸透度など米国に学ぶことはまだまだ多くあります。
ETFを選ぶ時のポイント
為替リスクを考えても、やはり米国ETF市場は魅力にあふれています。ポイントを上げておきます。ここを押さえておけばあなたの目利き力は、上がります。
- 経費率-投資信託やETFを運用するときに、必要な年間にかかる運営費用です。純資産総額に対してどのくらいの割合かを表します。同じ指標に連動するETFでも経費率に違いがあるので、比較して選ぶのも一つの考え方です
- 分配金-米国企業には、銘柄によって年に何回か出す配当金がありますが、米国ETFの場合は分配金があります。それぞれのETFによって異なりますので、年間の①分配頻度②受け取ることができる分配金額概算値を把握しておくと良いと思います。
次回からは、具体的に個別ETFの調べていきます。
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