5月5週(5/28-6/1)は、先物でも売り越しの海外投資家
JPX(日本取引所グループ)によると、5月5週(5/28-6/1)の投資部門別売買状況、海外投資家は、現物を、▼3,076億円、先物を▼2,621億円で合計、▼5,697億円の売り越し。4月の第1週から5月第3週まで7週間続いていた、海外投資家の合計買い越しが4週に途切れ、5週は、先物でも売り越しとなりました。
日経平均(終値)は、4月1週から5月3週まで21,567円から22,930円と1,363円(+6.32%)上昇。売り越しとなった、4週、5週は、22,450円(5/25)と
22,171円(6/1)大きく下がらないまでも、22,000円台止まりとなっていました。
したたかな個人投資家?
さて、下記の表では、海外投資家と、国内の個人投資家、事業法人の現物株の売買状況とそして、日銀による、ETFの購入額をまとめ、それに月末の日経平均株価をつけてみました。すべてでは、もちろんありませんが、
4月は、21,000円から22,000円半ばまでの範囲で、5月は、下値が切り上がり、少し範囲が狭まり、22,000円から、23,000円までの間で、個人が上手に売買している姿が想像できます。4月は、海外投資家に加え、日銀のETF購入、5月は、海外投資家に変わり、ETF購入と、事業法人の自社株買い等に対し、売りをぶつけている印象を受けます。
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引用元 日経平均株価【998407】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
日銀のETF購入に狙いを定め
目安として、「日経平均は、下がっても、21,000円割れぐらいで、それ以下の水準は、むしろ絶好の買い場。下がれば、タイミングによっては、海外投資家(ヘッジファンド)のショートカバーも入るかもしれないし、なんといっても、日銀のETF購入があるから安心だ。上値は、23,000円で十分。」と個人投資家が、現在のマーケットを達観しているのなら、したたかな投資家といえるでしょう。※あくまでも、私自身の見解です。
日銀によるETF購入額は、今年に入り、先月5月までに、およそ2.4兆円ほどに達しています。年間6兆円の予定ですので、あと3.6兆円を、年内購入することになります。これまでの動きからみると、相場観を持たず、前日比数%の下げに対し、粛々と購入を継続していますので、それを狙い撃ちする?個人投資家のスタンスは、これからも変わらないかもしれません。
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