海外投資家は、また買い越しに
JPX(日本取引所グループ)によると、6月1週(6/4-6/8)の投資部門別売買状況、海外投資家は、現物を、+205億円、先物を2,061億円で合計、+2,266億円の買い越し。
4月の第1週から5月第3週まで7週間続いていた、海外投資家の合計買い越しが5月4週に途切れ、5週は、先物でも売り越しでしたが、6月1週は、再び現物、先物とも買い越し。ただ、先物のウェイトが高いことから、ヘッジファンドなどの短期的な投機筋が積極的に動いていたことをうかがわせます。
日経平均(終値)は、4月1週から5月3週まで21,567円から22,930円と1,363円(+6.32%)上昇。売り越しとなった、4週、5週は、22,450円(5/25)、22,171円(6/1)と大きく下がらないまでも、22,000円台止まり。そして、6月の1週も、22,500円を挟んでの動き。先物だけの動きだけで判断すると、重要イベント目白押しの6月2週(6/11〜6/15)を前に、意外とヘッジファンドを含む海外投資家は強気だった?
多くの投資家にとつて、23,000円を上限に、22,000円〜23,000円が、心地良い?水準なのかもしれませんね。
信託銀行は大幅買い越し
他の投資部門では、現物を個人が、▼3,060億円の売り越し。買い越しでは、年金資金(国内)等である、信託銀行の、+1,119億円が目立っていました。
個人投資家は、23,000円目安に相変わらずの売り上がりと思われますが、長期運用を旨とする、年金資金(信託銀行)の買いは、安心感を覚えます。
下記表は、海外投資家と、(国内の)個人投資家、事業法人、信託銀行の現物株の売買状況とそして、日銀による、ETFの購入額をまとめ、月末の日経平均株価(それに6月1週分プラス)をつけたものです。
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5月5週の投資家の動き。個人と日銀のETFに注目!
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