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海外投資家大幅売り越し
JPX(日本取引所グループ)によると8月3週(8/13-8/17)の投資部門別売買状況、海外投資家は(現物▼3,449億円、先物 ▼3,518億円)合計▼6,968億円と3週連続の売越し。個人は、(現物を+2,254億円 先物は、+155億円)合計で+2,409億円で、3週連続の買越しでした。また、年金資金の信託銀行は(+現物▼145億円、先物+528億円)合計+383億円の買越しですが、現物の売越しは、5週ぶり。
その他、目立つところでは事業法人が現物を、+654億円と自社株買いと思われる継続の買越し、投資信託(国内)も+509億円と買い越しとなっていました。
この週(8/13-8/17)は、日経平均でその前の週(国内企業の決算もヤマ場を超えて、お盆休み前)の▼300円安を引きずるかたちで、トルコリラ安をきっかけとする、新興国への不安から、▼400円以上下げる22,000円を割れとなってしまった、週明け月曜日からのスタートでした。その後は1ドル=111円台までつけた、円安などに支えられながら、22,000円台を回復、なんとか維持をして週末を迎えています。
国内勢(個人、事業法人、投資信託)による買いは、引き続き継続しています。ただ、個人投資家の半分以上を占める、信用取引の評価損益率が高くなってきており、(▼12%前後)22,000円を割り込むと、信用取引によって買われていた現物株の投げ売りが出てくる可能性もあります。需給面での心配材料です。
大きく値下がりしたときの、日銀頼み?
7/30-31日に行われた金融政策決定会合で確認された、ETFの購入比率でTOPIX型のウェイトを高める新方式になってからは、目立った買いはありませんが、8月10日(日経平均▼300円下落)715億円と同様に、8月13日(同▼440円下落)に715億円のETF購入が行われていますので、急落のときのサポートしては大きく貢献しているようです。
海外投資家vs国内勢(個人、事業法人、投資信託、プラス日銀のETF)の激しい攻防?は続いています。
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