バークシャー・ハサウェイを語る上で、もう一人忘れてはいけない人物がいます。彼の名前はチャーリー・マンガー。パートナーとして長年バフェットとタッグを組みバークシャーを大成功へと導いた人物。バッフェト90歳、マンガー97歳。2人が半世紀以上にわたり素晴らしい事業を行う会社を探し続けて結果が、今日のバークシャーですが、彼らの話すとおり、とても楽しそうです。
バークシャー・ハサウェイの株を買うには
バークシャーについて、バフェットは「今後の成果を約束することはできない」と説明する一方で、株主を「パートナー」として扱うことは約束する、と付け加えています。以下に株主=パートナーになるために知っておきたいことをまとめました。
AとBがある
バークシャー・ハサウェイは、2種類の株BRK-AとBRK-B(ティッカーシンボル)があります。
本来バークシャー・ハサウェイは、BRK-Aの株だけでした。ある程度の資金量があり、長期保有してくれる投資家に保有して欲しいというバフェットの思いがあったと言われています。しかし、かなりの期間にわたりすでに保有している投資家、株主はいいかもしれませんが、時の流れとともにバフェットの考えに共感し、投資してみたいと思う個人投資家や個人から小口の資金を集め、運用する投資信託なども増えてきます。
BRK-A
- 2021年10月7日の終値ー427,765ドル(日本円で4,754万円!ほど)
BRK-A株へ投資して、バークシャーのオーナーになるには、最低でも4700万円ほどの資金が必要になりますが、BRK-Bなら30,000円くらいで大丈夫です。
BRK-B
- 2021年10月7日の終値-284.14ドル(約31,260円)
バフェットはBRK-Bの株式発行に消極的だったようです。しかし、時代を経るにつれ個人の小口資金を集めて運用する投資信託が増えることによって、悩ましい問題がクローズアップされてきます。これらの投資信託は割高な手数料に設定されがちなため、これをよく思わなかった(投資信託よりは、直接株を購入したほうがコスト負担が少ない。)バークシャーハサウェイの経営陣が、小口投資家でも投資できるように、BRK-Bの株式も発行するようにした 言われています。
ただし、AとBでは違いがあります。
- B株は、A株の1,500分の1の交換比率。(10/7の終値での理論価格は、427,765÷1,500=285.2ですから大体理論どおり)
- B株の議決権は、A株の10,000分の1
- A株の保有者はいつでも、B株1,500株に交換できるが、その逆は不可。
長期投資を楽しむ!!
ポートフォリオが教えてくれること
・・・株式市場の変動を反映して年々気まぐれに変動します。今日の数字がどうであれ、私の長年のパートナーであるチャーリー・マンガーと私は、バークシャーが保有する投資から得られるキャピタルゲインは長期的には相当なものになると確信しています。何度も強調してきたように、チャーリーと私は、年末に2,810億ドルとなったバークシャーの市場性のある株式の保有を、ビジネスの集合体として捉えています。これらの企業の経営をコントロールすることはできませんが、長期的な繁栄を比例的に共有しています・・・
-2020年 ANNUAL REPORTより抜粋
究極の言葉
必要なのは「時間を味方に付ける」こと。そのために落ち着いた心と、十分な分散、取引回数や手数料の「最小化」にさえ気をつけていればいい。
-ウォーレン・バフェット
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