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ざっくり見ると
概要
- 売上高は前年同月比+7%増の1,212億ドルで、ドル高の影響を除くと+10%増と会社側
- 営業利益は、2021年第2四半期の77億ドルに対して、今第2四半期は33億ドルに減少
- *リビアン・オートモーティブ株の評価損、39億ドルを計上、Q1に続き、赤字(当期利益)
- クラウド事業のAWSは、売上197億ドル,前年同月比33%増(この部門での営業利益は57億ドル)で市場予想は上回るもQ1(1-3月)からは減速。
- 営業キャッシュフローは、2021年6月30日までの12カ月間の593億ドルに対し、40%減少して356億ドル
2022/4-6月期(Q2) | 2021/4-6月期(Q2) | 前年同期比 | |
売上高 | 121,234 | 113,080 | +7.2% |
営業利益 | 3,317 | 7,702 | ▼57% |
当期利益 | ▼2,028 | 7,778 | 赤字へ |
EPS | ▼0.2 | 0.76 | 赤字へ |
実店舗、広告サービスが健闘(前年同月比)
- オンラインストア(自社販売)が4%減も
- サードパーティセラーが持ち直し、
- 実店舗、広告サービスが健闘
前年同月(2021/4-6月期)
角度を変えて見ると・・・
*AWSは堅調
前年同月(2021/4-6月期)
決算関係の数字等はアマゾンのIR→ Second Quarter Resultsより抜粋、DeepLで和訳、表・グラフなどは管理人が作成。
*AWS(Amazon Web Service=アマゾン・ウェブ・サービス)は、世界で最も包括的で広く採用されているクラウドプラットフォームです。世界中のデータセンターから200以上のフル機能のサービスを提供。急成長しているスタートアップ、大企業、主要な政府機関など何百万もの顧客がAWSを使用してコストを削減し、俊敏性を高め、イノベーションを加速させています。
トップのコメント
ベゾスの後任
燃料費、エネルギー費、輸送費のインフレ圧力が続いていますが、前期に言及した制御可能なコスト、特にフルフィルメントネットワークの生産性向上については前進しています・・・また、配送スピードの向上への投資や、*Grubhubの配送料が1年間無料になるといった独自の特典の追加、9月15日から始まるNFLの木曜ナイターの独占観戦、そして待望の『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの開始など、会員にとってより良いプライムを目指し、収益は加速しています。
– アマゾン最高経営責任者の*アンディ・ジャシー -Andy Jassy, Amazon CEO
*2006年の創業以来、AWSの開発に貢献。2021年Q3より、ジェフ・ベゾス氏の後任として、アマゾンのCEOに就任。ベゾス氏はエクゼクティクブ・チェアマン(代表取締役会長)に。
※フルフィルメント((Fulfillment)とは、遂行、実行、実現などを意味しますが、今では通信販売事業やEC(電子商取引)事業において、受注後の商品仕分けや梱包、発送、代金請求までの一連の業務を総称する言葉として使われています。
料理宅配サービスの株式を取得
フードデリバリー、*Grubhub(グラブハブ)の親会社はオランダのジャスト・イート・テークアウェイ。アマゾンはグラブハブの株式を2%取得し、米国の全てのアマゾンプライム会員が1年間無料でGrubhub+の料理宅配サービスを利用できるようになっています。通常では月額10ドルのサブスクリプションサービスだそうです。因みに、アマゾンは3年ほど前に、独自のフードデリバリーサービスを中止しています。
株価はマクロ環境の影響
株式分割は、1対20
アルファベットのグーグルと共に、高株価の印象があったアマゾン(=分割前は、2,500ドル前後)ですが、6月には21年ぶりの同社最大、1対20の株式分割を実施しています。ようやく個人投資家にも投資可能な株となりました。(下記のチャートは分割後の株価です。6月以前の株価も反映されています。)9/9の終値133.27で計算すると(133.27ドル×142円→”1ドル”)2万円以下でアマゾンの株主になることができます。
インフレによる不透明感はこれからが・・・
新型コロナウィルスからの回復過程で、巣ごもり消費を見事に取り込んだアマゾンも、世界の景気、経済、そして凄いスピードで進むインフレ等のマクロ環境の変化についていくのは、大変なことです。
アマゾンのプロフィール
本から、あらゆるものへ
- 売上高(2021/12月通期、1年を通しての)は、4,698億ドルで日本円で、およそ54兆円
- 株式時価総額は、1.3兆ドル(8月末)でこちらは、約181兆円
- 設立は1996年、ナスダックへの上場は1997年
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