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アップル決算は半導体不足をものともせず、すべての製品で二桁増収を確保!

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「4〜6月期で過去最高となった業績は、4~6月期において、当社の地域セグメントそれぞれで過去最高の売上を達成し、それぞれの製品カテゴリーで2桁成長を遂げたこと、さらに、アクティブデバイスのインストール台数が過去最高を更新したことにより達成されました」と、Apple の CFO(最高財務責任者)、ルカ・マエストリと述べています。

目次

2021/4-6月期(Q3)決算概要

2021/4-6月期(Q3)2020/4-6月期(Q3)前年同期比
売上高(Total net sales)81,43459,685+36%
営業利益(Operating income )24,12613,091+84%
当期利益(Net income)21,74411,253+93%
EPS( Earnings per share)1.30.652.0倍
決算概要(※単位百万ドル EPSはドル)
  • 売上高は、814億ドル(市場予想は738億ドル)
  • 営業利益は、241億ドル
  • 当期利益は、217億ドル
  • 一株あたり利益は、1.3ドル(市場予想は1.01ドル)

トップのコメントは・・・

”当四半期、当社の各チームは、パワフルな新製品を当社のユーザーと共有することにより、比類のないイノベーションの時代を築きました。テクノロジーを通じて人々をつなぐことがこれまで以上に重要になった時代です・・・私たちは引き続き、当社を定義する価値観を私たちが手掛けるあらゆる製品に満たすために邁進してまいります。そのために、新世代のデベロッパたちがコーディングを学ぶための支援、2030年に向けた当社の環境に関する目標に近付く努力、さらに平等な未来を作り上げるという喫緊の課題に取り組んでまいります。”

-Apple の CEO(最高経営責任者)、ティム・クック

当四半期、営業キャッシュフローは210億ドルとなり、株主に還元した金額は約290億ドルに上りました。また、当社の長期成長プランを後押しするために、当社の全事業を通じて重要な投資を継続しました

ーApple の CFO(最高財務責任者)、ルカ・マエストリ

製品カテゴリー別・地域別売上高(2021/Q3)

すべての製品カテゴリー、すべての地域で二桁増収を達成。サービスの売上高は過去最高(175億ドル)を記録。また、今四半期、Q3として過去最高を記録したのは、iPhone、Mac、ウェアルブル等のカテゴリーでした。

iPhone12シリーズ、M1チップ搭載Mac、iPad好調

iPhoneの売上高が前年同期比50%増の396億ドル(市場予想345.6億ドル)と伸びました。会社想定を上回るほど、iPhone12シリーズの売れ行きが好調で、業績に寄与しました。また、半導体不足の影響が懸念されたMac、iPadも市場予想を上回る内容でした。iPhoneの売上に頼らない、サービス部門などを育てる今後のアップルの戦略に注目が集まります。

大中華圏が牽引

大中華圏(Greater China )が、前年同期の93億ドルから148億ドルへと、+58%伸びを示しました。

*Greater Chinaとは、中国に加えて、香港、台湾、そして華僑国家であるシンガポールを含めた、 「大中華圏」のことを指します。

株価と時価総額、通期の売上高

2兆ドル企業

  • ティッカーシンボルは、AAPL
  • 株価は、145.86ドル
  • 年初来の上昇率は、+9.93%⇨132.69ドル(2020/12/31)→145.86ドル(7/30){*同期間のS&P500は、+17.8%}
  • 株式時価総額(7/30時点)24,150億ドル、日本円でおよそ266兆円(世界第1位)
  • 2020年9月期1年間の売上高は、2,745億ドル

Q4(7-9月期)も慎重な見方

続く、7-9月期Q4の業績見通しをAppleは増収は続くものの、Q3(+36%)より低下するとし、その理由を半導体不足の影響がQ3よりも強まるため、特に、iPhone、iPadに影響が出ると見ているようです。

米国は、カレンダー通り1-3月期をQ1、4-6月期をQ2、7-9月期をQ3、10-12月期をQ4(1年を通しての決算期が12月)とする企業が多いのですが、アップルは、決算期が9月ですので、Q1が10-12月期、Q2が1-3月期、Q3が4-6月期、Q4が7-9月期となります。ちなみに、アルファベットのグーグルとフェイスブック、アマゾンが12月、マイクロソフトは、6月です。

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