FAANGの魅力
フェイスブック(FB)アップル(AAPL)アマゾン(AMZN)ネットフリックス(NFLX)アルファベットのグーグル(GOOGL)の5つの企業は、米国ハイテク業界の中でも優位的な立場にあり、頭文字をとってFAANGと呼ばれています。
高度なIT技術と思いもよらぬ発想で、新しいコミュニケーション手段、デバイスをはじめとする製品群、サービスによってそれまで誰も経験したことのなかった利便性を全世界の人々に提供し、とどまることを知らない成長性と、明るい未来を予感させてきました。
気がつくと、いつのまにか、この日本でも(5社が米国企業にもかかわらず)「FAANG」のない世界が想像できないほど、身近なものとして、浸透してきています。(日本に限らずですが・・)生活様式をも変えてしまう、魅力とパワーを”FAANG”は
持ち合わせていたことになります。
FAANGの株価
”FAANG”の株価は、飛躍的な利益成長と期待に支えられとてつもない上昇をみせました。上場後の安値から、史上最高値までですと{()内は、安値をつけた時期。史上最高値はいずれも今年。表参照。}以下のようになります。
フェイスブック-12.5倍(2012年)、アップル-1,188倍(1982年)、アマゾン-1,561倍(1997年)、ネットフリックス-1,223倍(2002年)グーグル”アルファベット”-30.4倍(2004年)となっています。また、
下記の表で、今年に入ってからの、FAANGの株価の動きをまとめました。
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驚異のスピードとパフォーマンスで株価を上昇させてきた、FAANGでしたが、史上最高値更新以降は、米国の金利上昇、景気減速懸念等(FAANGそれぞれの個別の理由もあり)によって、10月〜12月にかけ大きな調整を余儀なくされてしまっています。
ヘッジファンドを含め、莫大な運用資金が、パフォーマンスをあげるために、ハイテク、IT関連、そしてFAANGにむかっていたわけですから、利益確定をすませると、そこからの下落も一気に、ハイスピードで進みます。マーケットの状況、悪いニュースが拍車をかけます。
FAANGの今後
ここからは、また、今まで以上に経験したことのない、利便性や魅力を新製品やサービスを通じ、ユーザーに提供し、成長がまだまだ続く企業として認められるか、あるいは株主への配当など、堅調な企業としての評価を高めるかなど、FAANGそれぞれが目指す姿を、投資家がどう受け取るかにかかってくると思います。
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