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【12月18-22日】の米国株動向:ダウ、S&P500、ナスダックの週間分析と今後の見通し

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NYダウは、週間ベースで8週連続高。多くの機関投資家が運用指標にするS&P500が2017年11月にかけての長期連騰に並んでいます。ハイテク株の比率の高い、ナスダック総合指数も、続伸しています。

目次

米国株動向:ダウ、S&P500、ナスダックは週間ベースでいずれも連続高

米国株の主要3指数:ダウ、S&P500、ナスダックの最新動き

指標12/2212/15騰落率
NYダウ37,385.9737,305.16 +0.22%
S&P5004754.634,719.19 +0.75%
ナスダック   14,992.9714,813.92 +1.21%
ドル/円142.46142.16
米国10年国債利回り(%)3.89 3.91
~12/22まで

Yahoo Financeを参考にしています。

今週のマーケットの注目点!!

今週のマーケットの注目点
  • コアPCEデフレーターでさらに、インフレ鈍化を確認。
  • 利下げの可能性を示唆する、要人発言あり
  • ダウとS&P500は週間ベースで8週連続高。

18日 MON

  • ダウ工業株30種平均(以下NYダウ):8日連続上昇、86セント高の37,306.02ドルで過去最高値更新。
  • FRBの利下げ観測が支え、景気敏感株への利益確定売りが上値抑制。
  • FRB高官の早期利下げ観測けん制発言が投資家心理に影響。
  • P&G、ウォルマートなどに買い、インテル、ボーイング売られる。
  • ナスダック総合株価指数:0.61%高の14,904.813で22年1月以来の高値。
  • S&P500種株価指数:0.45%高の4740.56で22年1月以来の高値更新。

19日 TUE

  • NYダウは251.90ドル高の37,557.92ドル。ダウは連日で過去最高値を更新。
  • ナスダック総合指数の終値は、98.03ポイント高の15,003.22ドル。
  • 11月の住宅着工件数が予想外に改善。
  • ソフトランディングへの期待が高まる。
  • インフレに対する進展が続けば適切に対応すると利下げの可能性を示唆(リッチモンド連銀バーキン総裁)
  • 長期金利の低下が市場に好感される。
  • 自動車・自動車部品やエネルギーが上昇
  • ADR市場:日本株がドル換算で広く上昇。

20日 WED

  • NYダウは、475.92ドル安、3万7082ドルで終了。9ヶ月ぶりの大幅下落:5営業日連続過去最高値更新後、持ち高調整の売り広がる。
  • FRBの2024年利下げ期待:9営業日で1500ドル上昇後、過熱感に対する警戒。
  • 午後:持ち高調整や利益確定の売りが優勢。
  • 年末休暇前:持ち高減少と市場参加者の減少が下げ幅拡大に影響。
  • 米経済指標:12月の消費者信頼感指数が予想上回る、中古住宅販売件数増加。
  • ダウ30銘柄:全て下落。ディズニー、ウォルグリーンズ、アメリカン・エキスプレスが目立つ下落。
  • ナスダック総合株価指数:1.5%安。テスラ、エヌビディア下落、アルファベット上昇。
  • 20日ーNYダウは、5営業日連続過去最高値更新後、持ち高調整の売り広がる。大幅下落
  • 21日ー半導体関連がナスダックの上昇をサポート
  • 22日ーFRB(米連邦準備理事会、米国の中央銀行)が特に重視するPCEコアデフレーターはさらに鈍化

21日 THU

  • NYダウが反発、前日比322ドル高。
  • FRB利下げ期待:2024年の利下げ期待と半導体関連株の好調が背景。
  • 半導体株:マイクロン・テクノロジーなどの好決算が投資家心理を刺激。
  • ダウ平均:前日の475ドル下落から反発。主力株の押し目買い。
  • 市場支援銘柄:エヌビディア、AMDなど非ダウ構成銘柄も上昇。
  • ナスダック総合株価指数:反発、前日比185.923ポイント高。
  • 半導体株上昇:ナスダックを支える要因。
  • テスラ、アルファベット:買われるが、過熱感による利益確定売りも。

22日 FRI

  • NYダウは小反落、ナイキ急落が影響。
  • インフレ鈍化データ:FRBの早期利下げ期待が相場支援。
  • ダウ平均:週間で8週連続上昇。
  • ナスダック総合株価指数:続伸、ハイテク株好調。
  • S&P500種株価指数:続伸、週間で上昇。前日比7.88ポイント高、週間0.75%上昇。
  • クリスマス休暇前:薄商いにより値動き不安定。

個別では

  • ナイキ:四半期決算と通期業績予想の下方修正により12%弱下落。
  • ウォルト・ディズニー、ボーイング、アップル、セールスフォースが売られ、
  • インテル、ウォルマート上昇、アムジェン、メルク(ディフェンシブ株)買われ
  • さらにマイクロン・テクノロジー、クアルコム:半導体関連株が好調でした
  • 11月のPCE物価指数(デフレーター)・前年同月比2.6%(予想2.8% 10月2.9%)
  • 11月PCEコアデフレーター・前年同月比3.2%(予想3.4% 10月3.4%)/前月比0.1%(予想0.2 10月0.1%)

S&P500、セクター別上昇率は?森を見ずして、林を見る

S&P500を米国株式市場の全体の動きを捉える『森』とすると、11のセクターは『林』そしてひとつ一つ構成する企業は『木』とみることができます。特に、林をチェックすると、米国株式市場が、どんな傾向があり、どんな業種によって、突き動かされているのかわかると思います。2023年を振り返ります(12/22まで)と、

上昇率トップ3は

  • 情報技術 +56%
  • コミュニュケーションサービス +55%
  • 一般消費財 +42%

となっています。企業名を見ると、納得がいきますね。

セクター年初来騰落率主な構成企業
情報技術(Information Technology)+55.98%アップル /マイクロソフト
ヘルスケア(Health Care)▼0.65%メルク /ユナイテッドヘルス・グループ
金融(Financials)+9.16%バンク・オブ・アメリカ/JPモルガン
一般消費財(Consumer Discretionary)+41.64%アマゾン/テスラ
コミュニュケーションサービス(Communication Services)+54.9%アルファベット/メタ/ウォルト・ディズニー
資本財(Industrials)+15.22%GE/3M/ボーイング
生活必需品(Consumer Staples)▼3.20%P&G/コカ・コーラ
エネルギー(Energy)▼3.48%エクソン/シェブロン
公益事業(Utilities)▼11.21%ネクステラ・エネジー
素材(Materials)+10.40%ダウ/デュポン
不動産(Real Estate)+7.35%アメリカン・タワー
S&P500+23.83%
2023年セクター別騰落率(*12/22まで)

米国株動向:ダウ、S&P500、ナスダックのまとめと2024年の見通し

米国株動向 ダウ、S&P500、ナスダック、まとめと選挙イヤーの2024年

  • 20日ーNYダウは、5営業日連続過去最高値更新後、持ち高調整の売り広がる。大幅下落
  • 21日ー半導体関連がナスダックの上昇をサポート
  • 22日ーFRB(米連邦準備理事会、米国の中央銀行)が特に重視するPCEコアデフレーターはさらに鈍化

11月に入ってからの、米国株式市場の勢いは、止まらない印象です。年内、このまま、無事通り過ぎてくれることをただ、ただ祈るばかりですが、それにしても利上げ局面の終了から利下げ早期期待への、マーケットの雰囲気の変化は凄まじいものでした。

長期金利の低下や円安から円高への変化は予想をする市場関係者もいましたが実際起ると、戸惑うものですね。

さて、2024年は重要スケジュールが続き、また選挙イヤーの年になります。米国の大統領選挙は言うに及ばず、

台湾の総統選挙を皮切りに、インドネシア、インド、韓国など、多くの国や地域で選挙が行われます。この日本でも、自民党への強い不信感からいつ解散総選挙があってもおかしくありません。

このブログでは、ゴシップ的な政治にニュースに振り回されないように、しっかりと長期的な目線で、経済、金融、米国株式市場に関する、情報を発信していきたいと思います。

・【12/11-15】今週のマーケット。予想通りの利上げ局面終了と早期利下げを期待する米国株式市場。

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