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6/26-30、今週のマーケット。米国景気悪化懸念は和らぐも、インフレに対するFRBの対応は継続して、タカ派的。

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金利の引き上げが再開される可能性がある中で、発表される経済指標は米国景気は底堅いことを確認。あいかわらず、インフレと景気の綱引きが続いています。

目次

主要指標から

NYダウは、34,000ドル台回復へ

指標6月30日6月23日騰落率
NYダウ34,407.6033,727.43+2.01%
S&P500 4,450.38 4,348.33+2.35%
ナスダック13,787.9213,492.52+2.19%
ドル/円 144.79 143.72
米国10年国債利回り(%) 3.84 3.74
~6/30まで

良いニュースと悪いニュース

利上げ観測や買われすぎ等の理由から、ハイテク株の一角が売られることもあれば、一方で良好な経済指標から、景気敏感株や消費関連に値ごろ感の買いが入る状況が日替わりの一週間でした。

良いニュース

  • 6月の消費者信頼関数は、市場予想を上回り、昨年の1月以来の高水準でした。
  • 米商務省が発表した2023年1-3月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)確定値は前期比で2.0%増(年率換算)個人消費が上振れするなど米国景気の底堅さが示され、週間の新規失業保険申請件数も市場予想ほど多くなかった

「金融引き締めが続く中でも米国経済は底堅さを維持しており、企業業績にとっても朗報だ。」と歓迎する一部市場関係者もいました。また地方銀行破綻で揺れた、米国金融セクターでしたが、

  • FRBのストレステストで、米国内の相対的に規模の大きい23行すべての銀行は、不況時にも規制上必要な自己資本を維持できるとの見解が示されました。

悪いニュース

  • パウエルFRB議長が、「想定していたよりも、インフレはしつこい。利上げを1回置きではなく、連続して実施することもある」ECBフォーラムで述べており、楽観的になりがちなマーケットを牽制するような発言。
  • またバイデン政権が人工知能に使う半導体の中国向け輸出で新たな規制を検討

再び時価総額3兆ドルへ

個別企業では、電気自動車の北米充電網にスウェーデンのボルボが加わるニュースでテスラ(TSLA)、順調な業績が期待される、顧客情報管理のセールスフォース(CRM)、アナリストが目標株価を引き上げた、ネットフリックス(NFLX)などの株価が堅調。また、上場来高値を更新したアップル(AAPL)が、週末の金曜日30日には、再び3兆ドル企業へと返り咲いていました。

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