6/13-14日のFOMCを控え、前の週以上に、様子見の1週間。景気に配慮した利上げ停止なのか、あくまでもインフレ退治を優先する利上げ継続なのかという悩ましい状況に変わりはないのですが、市場関係者の話を総合すると
何だかんだ言って「利上げ停止」の確率は70%以上となっています。
ほぼ変わらず
主要指標の動き
指標 | 6月9日 | 6月2日 | 騰落率 |
NYダウ | 33,876.78 | 33,762.76 | +0.34% |
S&P500 | 4,298.86 | 4,282.37 | +0.39% |
ナスダック | 13,259.14 | 13,240.77 | +0.14% |
ドル/円 | 139.37 | 139.97 | |
米国10年国債利回り(%) | 3.72 | 3.7 |
金利を中心に考える
政策金利の引き上げ→債券の利回り上昇→割高感のあるハイテク株が売られる→株式市場の下落という流れになり、逆の場合は、利上げ停止→割高感が薄れた、市場全体を牽引するハイテク株が買われる
とFOMCでの利上げ停止を織り込む形で、米国株式市場がしっかりしている
ナスダック総合指数→2022年4月以来の高値、13,276.42
と言えます。一方で利上げを停止していたオーストラリアやカナダの中央銀行が、利上げ再開を決めたことを見て、米国でも、6/13-14FOMCでの利上げ停止後は、7月以降の再開の可能性があるのではと、すでに市場は、利上げ再開までを気にし始めています。(キリがありませんが、それが短期的なマーケット😅)
アップル株は史上最高値を更新
6/6に、未来の形?AR/VRのヘッドセットを発表した、アップルの株価は、その前日に史上最高値をつけ、週末の金曜日も180ドル台をキープして、取引を終えています。
*6/5は取引時間中につけた高値。6/9は終値。それ以外は月末の終値です。グラフをクリックすると、株価がわかります。
『経済投資クイズ』
#91~95問
91.CMがなつかしい、スカッと爽やかコカ・コーラ(KO)。設立は1919年、あのバフェットもお気に入りの米企業ですが1年間の売上高と株式時価総額の組み合わせとして正しいものは?
a.430億ドルと2,600億ドル b.130億ドルと1,600億ドル c.210億ドルと2,000億ドル
答えa./ 2022年12月までを1年間とする売上高は、430億ドル(およそ5.8兆円)。時価総額は、およそ2,600億ドル(5月末、35兆円ほど)となっています。また、コカ・コーラ(KO)は60年連続増配企業としても知られています。
92.現代社会に欠かせない存在となった、クラウドコンピューティング。サービスをサブスク(顧客が定額料金を支払いコンテンツを利用する仕組み)などを通じソフト企業がインターネット経由でアプリ等を提供することをなんと呼ぶでしょうか?
a.SaaS b.PaaS c.IaaS
答えa./Software as a ServiceSaaS”サース”と呼ぶそうです。そして、アプリケーションの実行環境を提供するのがPaaS(パース)、仮想サーバーなどシステムインフラを提供するのがIaaS(イアース)。
93.データベース管理ソフトの大手、オラクル(ORCL)。クラウドの分野でもシェアを伸ばしてきています。オラクルが、企業のAI(人工知能)促進をサポートするために、協業を強化した企業は?
a.マイクロソフト b.エヌビディア c.グーグル
答えb./エヌビディア
オラクルは、クラウド型AIで3月に、エヌビディア(NVDA)と協業を拡大することを発表。あらゆる業界の何千もの企業、顧客にシステム、サービスを提供しているオラクルの強みが、クラウドを通じてAIによるイノベーションの可能性を引き出すと両社は見ていると思われます。
94.一時32,000円台にのせ、33年ぶりにバブル崩壊後の高値をつけた、日経平均株価ですが、買いの中心はどの投資家でしょうか?
a.海外投資家 b.国内の個人投資家 c.国内の金融機関
答えa./海外投資家
東証が毎週発表する投資部門別株式売買状況によると、日経平均が28,000円後半から、30,000円を超えた、4月末からの、およそひと月の間に海外投資家が日本株を買い越した金額は、2兆円を超えています。
95.先日、未来を予感させる、AR/VRヘッドセットなどの、新製品を発表をしたアップル(AAPL)。アップルが上場した年と、iPhoneが初めて世に出た年の組み合わせとして正しいものは?
a.1980年と2007年 b.1977年と2008年 c.1984年と2011年
答えa./ 1980年に上場を果たしたアップルが、「電話を改革する」とiPhoneを世界に発表したのが2007年1月(発売は6月米国のみ)。日本発売は、2008年3Gが最初。現在世界一の株式時価総額(2.84兆ドル、およそ392兆円)を誇るアップルですが5日に上場来の高値(分割も考慮)を更新しています。
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