はやいもので、7月になります。国内ではビックイベントの開催を控えていますが、マーケットのほうは大きなショックを乗り越えた後の経済、景気回復を織り込み、次の短期的な”良いニュース”と”悪いニュース”を模索しています。知っておきたい米国経済指標など、マーケット関係者が気にしているニュースをスケジュールの順番に解説していきます。ー米国時間
重要経済指標などのスケジュール
6月29日(火) | 4月S&PコアロジックCS住宅価格指数 |
6月29日(火) | 6月消費者信頼感指数 |
7月1日(木) | 6月ISM製造業景況指数 |
7月1日(木) | OPEC定例総会 |
7月2日(金) | 6月非農業部門雇用者数の増減 |
7月2日(金) | 6月失業率 |
7月6日(火) | 6月ISM非製造業景況指数 |
7月7日(水) | FOMC議事録(6/15-16日分) |
7月9日(金) | G20財務相、中央銀行総裁会合(ベネチア、10日まで) |
S&PコアロジックCS住宅価格指数
正式名称は「S&P CoreLogic Case-Shiller Home Price Indices(S&Pコア・ロジック・ケース・シラー住宅価格指数)
毎月全米10大都市圏、20大都市圏について公表され、四半期ごとに米国全土を調査対象として指数は発表されています。全米主要都市の一戸建て住宅の価格動向を示す指数。「リピート・セールス」という再販価格を基に算出。
10大都市とは、ボストン、シカゴ、デンバー、ラスベガス、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、サンディエゴ、サンフランシスコ、ワシントンD.C.
20大都市は、これにアトランタ、シャーロット、クリーブランド、ダラス、デトロイト、ミネアポリス、フェニックス、ポートランド、シアトル、タンパが加わります。調査月の翌々月下旬に発表されます。アメリカ国内の住宅価格動向を知る上で代表的な指数ですが、住宅価格は、アメリカの個人消費動向にも大きな影響を与えるので、米国景気指標の一つとして、注目度合いが高くなっています。-追記 6月29日の発表を受け、ニュースではこのように↓報道されていました。
米S&Pダウ・ジョーンズ・インディーズが29日に発表した4月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(主要20都市)は前年比14.9%上昇し、2005年12月以来15年超ぶりの大幅な伸びとなった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は14.5%上昇だった。3月は13.4%上昇していた。・・・全国的な住宅価格の高騰は供給が限られていることが主な要因。最も大きく上昇したのは、フェニックス、サンディエゴ、シアトルだった。
-6/29 ロイターより抜粋
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