目次
Q.11
企業型DCの場合の会社が拠出する掛金額は、どのくらいに
なりますか?
A.11
企業型DCで会社が毎月拠出する掛金が「事業主掛金」です。
この掛金の計算方法は、「定額」「給与に一定の率を乗ずる
(定率)」「定額と定率の組み合わせ」のいずれかの方法で
するかを企業は確定拠出年金規約に定めなければいけません。
「定額」では、加入者全員が同じ額の掛金になります。例え
ば、1万円と定めた場合、加入者全員に対し、1万円を拠出す
ることになります。
「給与に一定の率を乗ずる(定率)」では、加入者の給与に
対し、定率を乗じた額を掛金として拠出するやり方です。
この給与は、給与規定などの定められた給与やポイント制
退職金制度のポイント、厚生年金保険の標準報酬月額のほ
かに、確定拠出年金のための給与を就業規則などに特別に
定めることも認められています。
事業主掛金の計算方法は、企業年金連合会のアンケート
によりますと、
「定額」を採用している企業が全体の
12.0%、
「給与に一定の率を乗ずる方法(定率)」が、
84.8%、
「定額と定率の組み合わせ」が
3.2%となっています。また、
厚生労働省統計によりますと、
事業主掛金の平均額は
月額1万4,055円となっています。
(2013年11月末)
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