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日経平均株価の下げは止まらず!?
JPX(日本取引所グループ)によると、12月4週(12/25-12/28)、1月1週(1/4のみ)の投資部門別売買状況、海外投資家は4週を(現物▼578億円、先物▼724億円)合計▼1,302億円の売越、新年の1週1/4のみの取引で、(現物▼2,086億円、先物+1,308億円)合計▼777億円の売越。合計での売越は、5週連続、現物での売越は、8週連続でした。
個人は4週を(現物▼1,703億円、先物▼1,177億円)合計で▼2,880億の売越、翌1週(現物+416億円、先物▼25億円)合計391億円の買越。信託銀行は、4週(現物+1,409億円、先物+661億円)合計+買越2,070億円、1週(現物+208億円 先物▼274億円)。
信託銀行による現物の買越は、7週連続。その他目立つところでは12/25〜1/4の2週間で、投資信託が+1,002億円、事業法人が+190億円の買越となっていました。
海外投資家の凄まじい売り
大荒れに荒れた、2018年、12月(12/3-12/28)月間でも、当然のことながら海外投資家が、莫大な売越。(現物▼1兆1,458億円 先物▼8,988億円)合計2兆446億円と、凄まじい売りを日本株に浴びせていたことになります。12月は、日経平均株価で、22,574円(3日)→20,014円(28日)の動きでしたが、
特に、12月18日から25日までに▼2,351円と大きく下げ、19,155円をつける展開。(※いずれも、終値)海外投資家のこれでもかと、言うぐらい?の売り攻勢が、そのまま株価に反映されたカタチとなりました。
これに対し、12月は信託銀行(国内年金)が+5,977億円、投資信託が+5,213億円、事業法人が+2,692億円と現物株を丹念に拾い、さらには、日銀によるETF購入が、7,733億円ありましたので、結果としては日経平均20,000円を長期的な資金としての性格を持つ、国内勢が死守してくれました。2018年12月は、
短期的なヘッジファンドを中心とする、海外投資家の売りvs長期的な国内機関投資家の買いが、東京マーケットで行われていたことになります。
2018年、日銀によるETF購入額は6兆円4,850億円。
日銀は12月4週も、(設備・人材投資に積極的な企業を組み入れるETFを4営業日で、12億円ずつ。)48億円と通常型ETF(TOPIX型)を703億円×2日で1,406億円、合計1,454億円購入。この結果、2018年、日銀によるETF購入は、全体で、6兆4,850億円となりました。およそ6兆円の予定に対し、5,000億円近くオーバー?したことになりますが、特に11月以降の大波乱のマーケットを支えてくれたのは、間違いありません。(日銀のサイトより。)。
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