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ネットフリックスの強みは、豊富なデータとAI②

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四半期決算のポイント

10/16の2018年第3四半期(7-9月期)のネットフリックス(NFLX)決算発表では、
注目のストリーミング会員数が、全世界で前年同期比25%増の1.37億人に達し、うち米国が5,846.4万人(+11%増)

海外が7,863.5万人(+39%増)となったことが明らかにされました。全世界の四半期純増数は、第3四半期としては過去最高の695.8万人(米国108.5万人、海外587.3万人)を達成(市場予想の509万人を大きく上回り)、世界中で会員獲得が進んでいることが証明されました。

第4・四半期の見通しはかなり強気

ネットフリックスの見通しでは、続く第4四半期(10-12月期)についても市場予想を大きく上回る数字がしめされています。全世界の会員数は(市場予想は718万人)第3四半期比940万人増(米国180万人/海外760万人)の1.46億人に達するとしています。ただ、売上高、EPS(一株当たり利益)の会社計画は市場予想を下回っており、その理由として

海外事業拡大にともなう、ドル高やオリジナルコンテンツの比率の上昇をあげています。またフリーキャッシュフローは2018年に続き、2019年も赤字を想定しており(配信前の制作段階から現金が必要になるオリジナルコンテンツが増えているため)改善は、2020年以降としています。

ネットフリックス(NFLX)の強み

ネットフリックスは、第三者がつくったテレビや映画のライセンスをとり、インターネットで(ストリーミングの技術を使い)有料配信をして成長してきた企業。そこで得た利益をテコにオリジナル、自社制作に力を入れ会員数の数を増やしてきました。動画を「流す」ことで新市場を創り、放送局と映画会社に代わるビジネスモデルを構築してきました。

当たり外れの激しい、コンテンツつくりに最新のテクノロジーを持ち込んだのがネットフリックスといえます。AIを活用し、配信直後にとどまらずその後も何度となく時間をかけてユーザーに作品を売り込み、何が求められているかを追い続けます。

シリコンバレーの分析チームは、1億人分の視聴データ(どの作品を、どの端末で見たかなど会員の嗜好を掴む)から、法則性や将来を予測します。

そのデータをもとに、その視聴者の嗜好にあわせ対象を絞って推奨作品を提示、電子メールで、宣伝をして視聴につなげます。さらには、例えば、スリラー好きはどんな俳優を好みどの監督作品だったら利用者が最後まで視聴してくれるかなど、

データとAIを駆使した、作品づくりは、プロデューサーの経験や人脈で作品をつくる、ハリウッドのモデルとは、対極にあると言われています。

そしてコンテンツ、オリジナル作品への投資はケタはずれ。2017年のコンテンツ制作費用は60億ドル(約6,800億円)(映画会社顔負けの)積極的な作品への投資は、2018、19年も怠りません。

ネットで受けつけ、DVDを郵送、レンタルするサービスから創業し、顧客志向を分析することを、何より重視してきたネットフリックス。そんな企業が豊富なデータとAIによる分析を活かせないはずがないと、ネットフリックスを調べて思いました。

その成長性から株価が先行、業績はあとからの段階にありますが、ライバル(ウォルト・ディズニー “DIS”等の老舗)が強力なだけに、今後も成長性を維持することは、ネットフリックスにとり、大きな課題となります。

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