ドルが安くなると、米国にとってのメリットは?ドルと円のおさらい②

歴史は繰り返す

1971年の
ニクソンショック

1985年のプラザ合意

2つの米国のしたたかな為替政策
(ドル安への誘導?)によって、

円は1ドル=360円から80円割れ
(2011年)と40年で、4分の1に
なりました。

多くの機会で使われる、ドルが安く
なることは、モノの売買や

借金(米国債を他国に買ってもらうなど)
をしている米国にとって有利に働きます。

ドルと円の関係では

モノの売買、貿易は、ドル安円高に
なると、米国では輸出が伸び、日本で

米国製品が良く売れる状況になります。
また、ドル安で、日本製品はお金を多く

払って買わなければならないため、米国
民は、日本製ではなく、自国の製品を
買う選択をするので、

米国内企業も潤うカタチになります。ドル
安によって、米国企業全体がハッピーにな
ることをですので、担当政権にとって

ドル安への誘導政策は、切り札として使わ
れる傾向が強くなります。

これは、円の立場で考えても同じです。
つまり円安は、日本企業、日本経済に
とっても

極端なインフレにならない限りは大きな
プラスの作用として働きます。そして

(ドル安の)もうひとつのメリットは、

ドル安が進めば、米国にとってドルで借り
ている借金も目減りする効果が生まれます。

元本だけ考えると、40年前にした借金は、
為替レートが4分の1になると借金の価値も

4分の1になっていることを意味します。

ご存知の通り米国債の最大保有国は、日本
です。利息もドル外貨準備の中心が、ドル

であることを考えると、ドル安(円高)に
なるたびにその価値が値下がりし、逆に米
国にとっては借金が

目減りしていることに他なりません。

通貨安への誘惑

前回に引き続き、

少し大きな流れのなかでドル安、円高の
与える影響を説明してきましたが、

いずれにしても、各国政府や企業にとっ
て自国の通貨が安くなる効果への期待は
大きいと考えられます。

特に、東京株式市場において、

マーケットが、円高(ドル安)になると神
経質な動きになる背景には、円高の負の部
分に反応していると考えられます。

前回記事はこちら↓
何故、ドル安で円高が日本にとって
つらいの?ドルと円のおさらい①

※『マネーの動きで見抜く国際情勢』
岩本 沙弓著 PHPビジネス新書
から、参考にさせていただきました。

 

 

 

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