12月FOMC(18日〜19日)を前に今年、2018年のFOMCのまとめ。

11月(11月7日〜8日)のFOMC
(11/29公表の『FOMC議事要旨より』)

・政策金利(FFレート)は、全会一致で据え置かれましたが(金利誘導目標を2.00%-2.25%のレンジで維持)、ほぼすべての参加者が足元の堅調な米国景気を背景に「さらなる段階的利上げが適切」と判断。「政策金利引き上げは近く正当化される」として次回、12月会合(18日-19日)での利上げ(予想2.25%-2.5%)が示唆されました。

・数人の参加者が、景気について先行きは減速していくと指摘。その理由として、①海外景気の減速②財政刺激政策効果の剥落(はくらく)③利上げ効果の波及④ドル高⑤関税等の影響をあげていました。また「さらなる段階的利上げ」の文言をいずれ「データ次第で対応」に変更するべきとの指摘が多くの参加者からありました。

※FOMCメンバーは、利上げを継続することで景気を過度に抑制し過ぎていけないという、ハト派的な意見に傾きつつあるのではとみる、市場関係がいました。

議長発言と今後の見通し

■ ご存知のとおり、パウエルFRB議長は、11月28日の講演で、現在の政策金利が「中立金利(景気を刺激も抑制もしない)からわずかに低い」と発言。この発言は、「想定よりも利上げ回数が少なくなるのでは?」という憶測を呼び、米国金利は低下、米国株式市場は大幅高(28日のNYダウは、前日比617ドル高)となりました。

■ 議事要旨にみるように、声明文の修正を検討するほど、FRBが米国の経済、景気見通しに慎重になりつつあるとすれば、パウエル議長の発言には、それなりの意味があったものと思われます。一部アナリストによると、「12月のFOMCで公表される、参加者の今後の利上げ見通しを示すドットチャートが、注目されている」とのことでした。

キーワードドットチャートとは、政策金利の見通しのことを言います。FOMCのメンバーが、適切と考える、FF(フェデラルファンド)金利誘導目標水準の”ドット(点)”分布をグラフで示すものです。市場関係者が、将来の政策金利を予想する判断材料となります。
 
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FOMC(2018年)

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