確定拠出年金Q&A 39 (米国年金事情④)

米国人は、リスクが好きだ!?

Q.40
401(k)で大きく変わった、米国民の資産運用と米国株式市場
どんな変化があったのですか?

A.40
米国人の多くが、はじめからリスク資産を好み、積極的に、
401(k)を通じ投資信託を購入したり、株式投資をしていった
わけではありません。米国人ともいえども、90年代の初頭ま
で、税額控除の恩恵が受けられる、401(k)でさえ、銀行預金
等の元本確保型の安定商品が主流でした。

現在の日本のDCが置かれている状況と変わりはありません
よね。私を含め、少しでもマーケットに関わった人間が思い
描いていた、米国人の昔からの「株好き」「リスク好き」
「投資することに好意的」「投資慣れ」という、イメージ
は、的外れの思い込みにすぎない、ということ。

であるならば、逆に、「日本人は銀行預金が大好き」で、
「もともと農耕民族?だから、投資とか資産運用には向かな
いんだ」などというのも、偏った見方なのかもしれません。
そんな思いを米国401kの歴史を調べていくうちに、強くしま
した。さて、

90年代後半以降、401kは、飛躍的に伸びて、残高を増やして
行きます。ご存知の通り、この時期以降米国の株式市場は、
2000年代はじめの、ITバブル崩壊、08年のリーマン・ショッ
ク(金融危機)を経験しています。ところが、

米国市場の混乱をよそに、401kでは、もちろんのこと、資産
運用で投資信託(特に株式を投資対象とするもの)が老後
資金作りをはじめ長期運用には、当たり前という考えが米国
人に徐々に浸透していきます。

はじめは、嫌々ながら?何気に積立をはじめた、かれらが
経験を積むうちに、投資信託を身近なものと感じるように
なり、次第に自分の将来設計を考えはじめます。すると

「現預金や保険等の元本確保型の運用商品ばかりでは老後
資金は確保することができない」

という、厳しい現実をつきつけられます。

「最大級の税額控除があるのに、リスクを避けていては、
もったいない、行動をしなくては」
と401kなどの年金プランに真剣に向き合います。

その結果401kでは、90年には9%程度にすぎなかった投資信託
のシェアが2007年には、55%までに拡大する、成長を見せていま
す。一方、米国株式市場は、ITバブル崩壊、リーマン・ショック
、中国の景気減速、英国のEU離脱など数々の問題に直面しながら
も大きな下落を切り抜けて、その後も上昇し、

政治経験のない、ビジネスマン、「口は災いの元」を地でいく、
未知数のトランプ大統領が就任後には、何と史上最高値を更新
しているのです。

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