確定拠出年金 Q&A 38(米国の年金事情③)

きっかけは、401(k)だった

Q.39
米401(k)の普及と米国株式市場との関係を教えてください。

A.39
米国の家計の中に占める、リスク性資産(株式・投資信託
等)の比率をみてみると、

1990年代中央から90年代末にかけての株価高騰期や2008年
の世界的金融危機時の株価下落局面に影響を受け、大きく
変動していることがわかります。

ところが、投資信託の比率は、株価が大きく変動するなかに
あっても、198年代後半以降、着実な上昇を辿っています。
もちろん、その背景には、1981年にスタートした、401(k)等
をはじめ、拠出型の企業年金プランの普及・拡大があげられ
ます。

加入促進のための税制優遇措置が取られていたこともあり、
(日本も同じなのですが)急速に普及。米国株式市場の上昇
による良好な運用パフォーマンスを背景に年金資産の運用先
として、投資信託に注目が集まり、”年金資金”が流入していき
ました。つまり、

401(k)の資金が株式市場へ→株価の上昇→投資信託等で運用す
る401k等の年金資産の値上がり→さらに、401kの加入者増で
→株価上昇をサポート

401kと米国株式市場の相乗効果と好サイクル?で、米国民の資
産残高が、堅調に増えてきたことを証明しています。

また、米国消費者に対して行われたアンケートの調査では、
まず、「初めて株式投資をおこなったきっかけが雇用者年金プラ
ン(401kやIRA等)を通じた、株式投資信託だった」との回答が
約半数に達する結果も出ています。

「日本版401k」として、スタートした、確定拠出年金制度(DC
Defined Contribution plan )は、16年目をむかえます。米国のよ
うに、日本の加入者が成功体験を実感する段階にはまだまだ、
ありませんが、401kがそうであったように、企業型DCやiDeCo
が日本人の資産運用に大きな変化をもたらし、東京株式市場を
活性化させるきっかけになる可能性は高いと思います。

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