11月4週(27日〜30日)投資家の動き
海外投資家 | 個人 | 事業法人 | 信託銀行 | 日銀ETF | 日経平均株価 | |
---|---|---|---|---|---|---|
4月 | +2,072 | ▼7,866 | +235 | ▼32 | 2,382 | 22,467 |
5月 | ▼7,413 | ▼3,605 | +4,490 | ▼971 | 6,012 | 22,201 |
6月 | ▼6,641 | ▼1,671 | +1,278 | +4,420 | 7,270 | 22,304 |
7月 | +4,114 | ▼4,876 | +1,420 | 1,329 | 1,638 | 22,712 |
8月 | ▼4,825 | +414 | +2,376 | +581 | 1,682 | 22,865 |
9月 | ▼1,629 | ▼8,569 | ▼680 | ▼723 | 4,434 | 24,120 |
10月 | ▼2,565 | +10,580 | +3,847 | ▼587 | 8,700 | 21,920(10/31) |
11月1週 | +2,440 | ▼1,776 | +1,101 | ▼1,358 | 763 | 22,250(11/9) |
11月2週 | ▼1,369 | +1,074 | +2,484 | ▼670 | 1,466 | 21,680(11/16) |
11月3週 | ▼1,968 | ▼361 | +1,701 | +401 | 2,157 | 21,646(11/22) |
11月4週 | ▼2,101 | ▼3,586 | +1,055 | +1,450 | 60 | 22,351(11/30) |
堅調な米国株式市場、東京市場も上昇
JPX(日本取引所グループ)によると11月4週(11/26-11/30)の投資部門別売買状況、海外投資家は(現物▼2,101億円、先物+4,062億円)合計+1,960億円の買越(現物の売越は3週連続)。個人は(現物▼3,586億円、先物▼288億円)合計▼3,874億円の売越。(現物売越は、2週連続)年金資金の信託銀行は、(現物+1,451億円、先物▼322億円)合計で+1,129億円の買越。(現物の買越は2週連続)。その他、事業法人+1,055億円、投信+847億円と、現物を買越していました。この週は、堅調な米国市場に支えられ、東京市場、日経平均株価も、5営業日すべて前日比プラス。
現物売り、先物買いの海外投資家
11月に入りおとなしめ?の動きと思いきや、海外投資家は、11月3週は、かなりの金額の売越。4週も現物は売越しでしたが、先物が、4,000億円以上の買越し。海外投資家のなかでも、長めの資金(年金、投信)は売り、買いはヘッジファンドのポジション調整?と現物と先物の動きから・・・そんな見方をしています。
個人は損切り?利益確定?
11月の4週では、個人の現物の大幅な売越しが目を引きますが、信用評価損率は、▼10%台(前の週▼12.69%)多少改善していることから日経平均でいうと21,500円前後で買って、22,500円手前で利益確定をした、したたかな投資家がいたことを匂わせます。
信託銀行、事業法人、投資信託(この国内勢で、3,352億円の買越し)の買いもしっかりと入っていました。
日銀によるETF購入は、60億円
日銀は、この週は(設備・人材投資に積極的な企業を組み入れるETFを4営業日で、12億円ずつ。)60億円のみで通常型ETF(TOPIX型)は、ゼロ、ありませんでした。日銀によるETF購入は年間6兆円の予定に対し11/30までに、およそ5兆7,000億円となっています。日銀としては、購入予定金額の上限に近づく現状では、波乱の含みの年末のマーケットにむけて、少しでも余裕を残しておきたいといったところでしょうか。(日銀のサイトより。)。
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