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確定拠出年金 Q&A 14(まずは、定番の定期預金)

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リターンが低くても良いのだ

Q.14
確定拠出年金で選択できる、定期預金は普通の定期預金とちがいは
ありますか?

A.14
普通我々が、銀行の窓口で利用できる通常の定期預金とほぼ同じです。
ただ、複利の効果によって長期にわたって積立てていくと、確定拠出
年金の定期預金ほうが、断然有利。

今更ながらですが、定期預金は預入期間に応じて銀行などが定めた金
利にもとづいて利息を受取るというものです。確定拠出年金(企業型
でもiDeCoでも)の場合は、加入者が満期1年の定期預金を選択すると
毎月の拠出額(掛金)が、自動的に1年後に満期が到来する定期預金に
積立られていきます。金利は固定されていますので、預け入れをした時
点の金利が満期まで適用され、変わることはありません。

確定拠出年金で定期預金を選択する最大限のメリットは、何と言っても
運用時に課税されないということです。通常の1年満期定期預金では、
満期をむかえるたびに税金がひかれてしまいますが、確定拠出年金では
、満期になると利息が元本に組み入れられて自動継続されます。しかも

運用時の課税がおこなわれないため、複利を効果が最大限に活かます。
また、自動継続される時点の金利が適用されますので、合理的です。
満期までの期間は、1年から5年が一般的です。

その他留意点としては、定期預金のリスク?としてあげられるのが満期
前に解約した場合のケースです。満期までに預け入れした場合に比べて
低い金利になる、中途解約利率が適用されてしまうことです。確定拠出
年金での満期前の解約というのは、掛金や積立られた資金を運用する金
融商品を定期預金から投資信託に変更するケースが考えられます。

また、定期預金を提供する銀行が破たんし、ペイオフの対象となった場
合は、「預金保険機構」によって1つの金融機関あたり元本1,000万円を
上限に元本とその利息が保証されます。しかし、確定拠出年金以外の定
期預金と確定拠出年金の定期預金(早口ことばみたいですね。笑)は、
合算され、元本の合計が1,000万円を超えるときは、確定拠出年金以外
の預金が優先して保証されます。

確定拠出年金で定期預金を利用する場合のヒントをあげておきます。

①60歳まで引き出しできない、確定拠出年金をルールをまず理解。
②金利が上昇する局面では、(例えば、1年)短い満期の定期預金
をつないでいく
③年齢の上昇にあわせて、定期預金の比率をあげていくイメージ。
若いうちは、リスクをとり投資信託の比率を高めておくのが、
資産運用の基礎。
④確定拠出年金以外の資金とのバランスを考える。

以上ですが、これもやはり、大切なのは、あなたのライフスタイル、
ライフデザインです。

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