昨日の米国株式市場、*ニューヨークダウ
は、また史上最高値を更新して、週末の
取引を終えています。
22,092.81ドル。
スルスルとあっという間の展開です。米国
の中央銀行である、FRB(米準備制度理
事会)のスタンスに多少、
「利上げペース弱まる」
と感じとった、マーケットの動きと話す、
市場関係者がいました。
一方、東京株式市場、日経平均株価は、
20,000円に到達したものの、
米国に比べると迫力に欠ける?状況が
続いています。理由は、いろいろ考え
られますがやはり「円高」が株式市場
の上昇を抑えていると、みます。
日本経済を支える、輸出企業を中心と
する大企業、製造業にとっては、
円安による恩恵は、大きなウェイトを
占めています。つまり、
「円安」=企業業績の向上となれば、
企業業績の裏付けがあって、株価が
上昇するという原理原則にそって
考えた場合、為替の動向は株価の動き
左右する、大きな変動要因です。
過去を振り返ってみても「円高」に
よって日本企業が苦しみ、株価が
低迷する局面を、我々は幾度となく
見てきています。さて、
長期的に見た場合、今の
1ドル=110円前後の水準が
はたして、
「円高」
なのかどうなのかということにな
りますが、企業が事業計画で想定
する、1年ぐらいの為替見通しが参考
になります。
6月の日銀短観
によると、大企業・製造業の事業計画の
前提となっている、想定為替レートは
108.31円
だそうです。であるならば、
1ドル=110円割れの水準は、日本企業
にとっても、株式市場にとっても、
きつい、レベルとなるかもしれません。
*ニューヨークダウについては、こちら↓
ニューヨークダウは、米国経済を代表
する、たった30の企業で構成・・
コメント