いつまで・・
米国の株式市場、ニューヨークダウは
史上最高値更新が続いています。
昨日も終値こそ、前日比マイナスだった
ものの取引中の高値は、
22,179.11ドル
と、前日、7日の高値を上回るところま
まできています。
トランプ政権の混迷とは裏腹に、株式
市場が堅調なのは、
①好調な企業業績
②低水準の長期金利等
があげられると思います。
直近の四半期決算では、
事前の予想された企業業績を上回る
米企業が、7割を超えるほどで、その
好調さぶりが伺えます。
金利については米長期金利(10年国債)
が、2,2%〜2.3%と低水準で推移。
FFレート(フェデラルファンド・レート
短期の政策金利)の予想でも、
9月の利上げは確率が低く、
年内の追加利上げがせいぜい、
『あと1回か?』などどと
楽観的な見通しが広がっています。
米国FRBが、金利政策を決定する
FOMC(連邦公開市場委員会)
(7/25、26)後からの連騰から
わかるのは、
少しでも、利上げに消極的な動きを
FRBが見せれば、株式市場には
安心材料となり、上昇につながる
ということです。ただ、
ニューヨークダウの上昇を詳しくみて
みると、ダウに構成される30の企業の
うち一部の企業(銘柄)によって、上昇が
支えられていることがわかります。
特に、目立つのは、ボーイング(BA)
とアップル(AAPL)。
ニューヨークダウは、日経平均株価の同じ
ように、単純平均の株価指数ですので、
どうしても、値嵩株(ねがさかぶ 株価の
高い銘柄)に影響を受けやすくなります。
ボーイングが、座席数(180〜230ぐらい)
コンパクトなサイズの航空機の需要を
捉え、
アップルは、新型iPhoneへの期待で
それぞれ売上の伸ばしているという
背景はありますが、
2企業だけで、ここまでの
ニューヨークダウの上昇にかなり
寄与していることは覚えておいたほうが
良いでしょう。
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ニューヨークダウは、米国経済
を代表するたった、30の企業で
構成されています。
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