ざっくり見ると
- 半導体不足、原材料・物流コスト等の上昇による逆風を納車増加、平均単価の上昇で乗り切る!
- ロックダウンで一時的に生産を停止していた、上海工場が生産を回復。
- モデルYの納車を開始(ベルリンとオースティンの新工場)
- 保有するビットコインの75%を売却→ビットコインの減損費用を計上
2022/4-6月期(Q2) | 2021/4-6月期(Q2) | 前年同期比 | |
売上高 | 16,934 | 11,958 | +42% |
営業利益 | 2,464 | 1,312 | +88% |
当期利益 | 2,259 | 1,142 | +98% |
EPS | 2.27 | 1.45 | +57% |
事業別売上高
※円グラフにカーソルを合わせると、それぞれの金額がわかります。単位は百万ドル。
納車台数
※棒グラフにカーソルを合わせると、それぞれの台数がわかります。
年率50%で増加する納車台数!?
テスラ社は、引き続き、サプライチェーンの混乱による部品不足等の逆風があるものの、向こう数年納車台数が年率50%ずつ増加する見通しを再確認しています。
急転直下のツイッター買収劇
これまでの、ツイッター買収は?
- 4/4ーマスク氏ツイッター株を9%保有していることがわかる。「言論の自由は民主主義には欠かせない。ツイッターはその原則を守っていると思うか?」マスク氏ツィート
- 4/26ーツイッター社と買収合意(買収価格54.2ドルに設定 約総額5.6兆円-当時)
- 5/13 ーマスク氏買収を保留するとツィート「ツイッター社が5%以下としているスパムアカウントの比率は、大幅に乖離している。こちらの調査では20%ほどだ」平行線が続く
- 6/7 ーマスク氏、買収契約を破棄すると通告する
- 6/12ーツイッター社→買収撤回のマスク氏を提訴、買収実行を要求
- 7/8ー買収する合意を撤回→裁判所は10月に審理
- 8/5ーマスク氏、テスラ株をおよそ792万株売却(日本円で約9,300億円相当)→
※一方的に合意を撤回したツイッター社の買収を履行せざるを得ない状況になったときの一部資金としての早めの準備とされています。(そのようになった場合、テスラ株を慌てて売ることになり株価に悪い影響を与えると考えてのことか)
↑今、このあたり
いずれにしても、マスク氏のツイッター社への興味は失せてしまっているのは明らかのようです。これが電気自動車会社としてのテスラの株主や投資家にとって、ボジティブなニュースとなるのか、またツイッター社の買収自体が本当に白紙になったのかどうかも、もう少し様子をみる必要があるかもしれません。
因みに、マスク氏のツイッターフォロワー数は、6月に1億人を超えています。
*株価はいずれも終値です。カーソルを当てると、株価がわかります。
テスラにはフォローの風となるバイデン政策
インフレ抑制法案可決
一方でテスラには、民主党バイデン政権の目玉でもある、クリーンエネルギー政策の恩恵が期待できます。税制、エネルギー、気候対策等を主とする『2022年インフレ抑制法案』(INFLATION REDUCTION ACT OF 2022)が8/7に米国上院、そして8/12には下院で可決されました。これにより
- EV(*BEVと*PHEVを含む)に関して、米国で設立するEV製造工場への融資や補助金が出る→(従来の米政府のEV新車補助金は、企業1社が販売した最初の20万台が対象でしたが、販売台数が20万台を超えたテスラでも新法案ではEV新車が、補助金対象となります。同様に他のEVメーカーゼネラル・モーターズとトヨタ自動車等にも。)
- 中古EV購入補助金が4,000ドル(中低所得者向け)、EV新車購入補助金が最大7,500ドル
などEV関連企業には大きなアドバンテージとなります。
-*BEV(バッテリーのみで駆動する),*PHEV (プラグインハイブリッド電気自動車)
⇧アップルウォッチ(suica)を使うようになってから(現金で切符を買ったり、電車の乗り降りにいちいちiPhoneを取り出さなくていい)慌てることがなくなり、肉体的にも精神的にも負担が減ったような気がします。そんなApple Watchですが、唯一の不安は充電問題。これが一つあるだけで宿泊先のホテルのコンセントに充電器を差し込み、セットするだけでOKです!!
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