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政府系ファンドの実力。SWF(Sovereign Wealth Fund)とは?①

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目次

ソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)

世界には、数多くの種類の運用資金があり
ます。投資信託、年金、ヘッジファンド等
その資金性格によって運用スタイルもちが
ってきます。近年、よく耳にするのが

ソブリン・ウェルス・ファンド
(Sovereign Wealth Fund)で、

SWFの活発な投資活動が、各国のマーケッ
で知れ渡るまでになっています。

SWFは、政府系ファンドまたは、国富
ファンドと日本では訳されることが多いの
ですが、一般的に、政府系ファンドと

呼ばれるものは、石油など天然資源からの
外貨建て、国庫収入、外貨準備、政府の
財政余剰などを原資として設立されている

と言われています。有名なところでは、
サウジアラビア通貨庁(SAMA)など
中東系SWFがあります。

政府系ファンド(SWF)が注目を
あびはじめたのは、2,000年代に入ってから。

原油価格の高騰が国庫収入の増大、経常黒字
の拡大をよび、
為替介入などによる外貨準
備高の増大
によって、

資源国や新興国では巨額の余剰資金が生まれ
政府資金の積極運用を目指す動きが活発化
しました。

各国にSWFあり

中国、ロシア、カタールなどで、政府系ファン
が相次いで設立されていきました。

余剰資金は、当然有利な投資先を探し、グロー
バルにマーケットを動きまわります。ところが

原油価格が高値で安定しているうちはいいの
ですが、米国のシェールオイルの増産など供給
過剰で価格が下落すると、

中東系のSWFにみられるように、自国の財政
逼迫のため、運用にまわしていた資金を回収す
る動きになります。

各国のマーケットで運用していた、株式等の
資産を売却し、換金しようとするのです。

原油価格の急落

資源国の財政逼迫

SWFが運用
の株などの資産を売却

株価下落

というシナリオも想定されます。

2016年初頭の原油価格急落から、欧米日の
株式市場が下落したことは、記憶に新しい
ところですが、このときも市場では、

サウジアラビア通貨庁(SAMA )が、

「株を売っている」らしい、
と噂になっていました。

原油、天然ガスなどの資源価格や新興国の
景気、
経済状況に影響をうけますが、マー
ケットでの
政府系ファンドの存在は、
今後も高ま
っていくものと思われます。

 

 

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