今週のスケジュールと見通し【21-25日】
スケジュール
10月
21日–9月景気先行指標総合指数
23日-ベージュブック(地区連銀経済報告書)発表
-9月中古住宅販売件数
-G20財務相・中央銀行総裁会議
24日-新規失業保険申請件数(10/19)
-9月新築住宅販売件数
25日-10月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
26日-FOMC開催(11/6-7日)前<*ブラックアウト期間〜>
*中央銀行の金融政策決定会合前後に、会合参加メンバーが金融政策に関する対外発言を制限される期間。単にブラックアウトと呼ぶ場合もあります。メンバーの発言により、マーケットが先に動いてしまうことを防ぐためで、各国の中央銀行でそれぞれ規則が定められています。ブラックアウト・ルールも同義語です。
今週の見通し
高値警戒感はあったものの、前週に引き続き、S&P500とNYダウが、過去最高値を更新した米国株式市場。
ナスダック(あと200ポイント弱ほど下記図参照)やフィラデルフィア半導体株指数(7月に史上最高値5,931ドル。
週末は5,208ドル)がまだ、過去最高値に到達できていない状況では、ハイテク、半導体関連にもう少し上昇の
余地があるかもしれません。
金融セクターから始まった米国企業四半期決算。JPモルガン・チェース<JPM>の好決算を受け、株価が上昇、
他の米銀株も買われ、それが市場全体をサポートするかたちとなっています。ただ、ユナイテッド・ヘルスグ
ループがそこそこの決算の後、 医療費の高騰と政府プログラムの支払いが予想計画を下回る見通しとなり株価
が下落したように決算によっては、足を引っ張るセクターも出てくることも考えられます。いずれにしても、
金利低下の継続を背景に、今週から本格化する決算発表で、企業→属するセクターが上昇→全体に波及という
好環境と期待したいところです。
一方でハリス副大統領、民主党候補が支持を落とし、トランプ前大統領、共和党候補が盛り返す大統領選挙
の政治的不透明感によっては、波乱含みの展開となる見通しは前週と同じです。
今週の決算発表
<*10/18現在。各企業サイトで発表日を確認してます。>
22日(火)
3M<MMM>
ロッキード・マーチン<LMT>
テキサス・インスツルメント<TXN>
ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>
フィリップ・モリス・インターナショナル<PM>
23日(水)
テスラ<TSLA>
ボーイング<BA>
ネクストエラ・エネジー<NEE>
AT&T<T>
ニューモント<NEM>
IBM<IBM>
コカ・コーラ<KO>
24日(THU)
S&Pグローバル<SPGI>
25日(FRI)
コルゲート・パルモリブ<CL>
注目企業10選のスケジュールまとめ
先週のマーケットレビュー
18日金曜日の週末マーケット
先週のおさらい
- 米銀から、決算シーズンスタート。
- S&P500は17日に、NYダウは18日にそれぞれ、過去最高値更新
- 米大統領選挙は、徐々にトランプ前大統領、共和党候補有利に?
ダイジェスト
月曜日
<14日米国マーケット>
エヌビディア<NVDA+2.43%,138.07ドル>
テスラ<TSLA+0.62%,219.16ドル>
・NYダウ+0.47%
・S&P500+0.77%
・ナスダック+0.87%
・長期金利(10年国債利回り)4.10%
*株価、指数等は終値。(+↑)(▼↓)は前日比です。
●NYダウとS&P500は過去最高値更新
NYダウ:43,139.00(高値)/43,065.22(終値)
S&P500:5,871.41(高値)/5,859.85(終値)
●主要企業の好業績期待
JPモルガン・チェースなど大手金融機関の決算が予想を上回り、他企業の決算期待も高まる。
●景気悪化懸念の緩和
米経済指標が堅調な経済とインフレ鈍化を示し、ソフトランディングができる。
● FRBウォラー理事は緩やかな利下げ方針を示唆
利下げ期待
など市場全体の上昇をサポート。
●半導体関連強い
・エヌビディア<上記>
・クアルコム
<モバイル通信技術と半導体,QCOM+4.47%,178.04ドル>
・アプライド・マテリアルズ
<世界最大の半導体製造装置メーカー,AMAT+4.31%,213.89ドル>などの上昇が目立っていました。
●ナスダックも約3カ月ぶりの高値を記録。
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