インフレの高止まり、金融の引き締めの影響、ロシアのウクライナ侵攻の長期化そこへ、イスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突激化?と米国を取り巻く投資環境は、まさに『さまざまな不安が市場を取り巻いている』と言えます。
目次
今週のマーケット
今週のポイント
今週のポイント
- 中東情勢をめぐる不安感がマーケットの重荷に
- 9月のCPI(消費者物価指数)、基調的なインフレは鈍る傾向
- 金融機関を皮切りに、決算発表シーズンが始まる!
主要指標の動き
指標 | 10/13 | 10/6 | 騰落率 |
NYダウ | 33,670.29 | 33,407.58 | +0.79% |
S&P500 | 4,327.78 | 4,308.50 | +0.45% |
ナスダック | 13,407.23 | 13,431.34 | ▼0.18% |
ドル/円 | 149.58 | 149.28 | |
米国10年国債利回り(%) | 4.62 | 4.80 |
トピックス
12日
9月のCPI(消費者物価指数)
- 前年比+3.7%(市場予想は、3.6%,8月も3.7%)
- 前月比+0.4%(予想も同じ、8月は+0.6%)
- 基調的なインフレの伸びは鈍化
13日
経済指標(ミシガン大学消費者態度指数)は、悪化も、JPモルガン・チェースをはじめとする金融株の決算が市場予想を上回り、週末の米国株式市場はこれを好感し、比較的しっかりとしていました。一方で、イスラエルと
イスラム組織ハマスの大がかりな軍事衝突の懸念が燻り続けており、リスク回避から、相対的に安全資産とされる米国債券が買われるという(価格が上昇→金利が低下)動きもあったようです。
10/2-6の一週間。原油高と長期金利の上昇、雇用統計の影響は?
雇用統計など、週末にかけてのFRBが重要視する経済指標を控え、神経質な動きの1週間。心配されていた政府機関の閉鎖は「つなぎ予算」が議会で可決され、土壇場で回避さ…
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