今週のスケジュールと見通し【11/11-15】
スケジュール
11月
- 12日(火)・・ショッピファイ<SHOP>、ホーム・デポ<HD>
- 13日(水)・・10月CPI(消費物価指数)、シスコシステムズ<CSCO>
- 14日(木)・・パウエルFRB議長の講演、10月PPI(生産者物価指数)
- 15日(金)・・10月小売売上高
*企業名は四半期決算発表日
マーケット見通し
大統領選挙は、事前の大接戦とは裏腹の、トランプ前大統領の圧勝で、しかもスピード勝利。株式市場は大歓迎で、勝利が確実になった6日には、3指数とも大幅上昇。トランプ新政権への大きな期待を感じさせる選挙結果を素直に反映するマーケットでした。
FOMCの利下げ0.25%は、事前予想どおりですが、利下げが継続するとポジティブに捉え、株式市場の上昇をサポートしていたように思えます。一方で
減税や公約実行のための、積極的な政策で、財政赤字拡大→国債発行増→債券売り→金利上昇懸念
を不安視する状況から、CPIやPPI(上記スケジュール参照)のインフレ指標の数字によっては、マーケットに不透明感が出て荒れることも想定されます。先週1週間の3指数の上昇率は5%前後、しかも歴史的最高値にあることも忘れてはならないと思います。
個別では、今週からは、トランプ新政権による、経済をはじめ、エネルギー、医療等の政策によってダメージや恩恵を受ける企業探しになり、アナリスト等の見立てによっては影響を受けるところも出てくる可能性があります。また
エヌビディアの四半期決算(8-10月期)が20日に予定されていることから、半導体、ハイテク関連の銘柄に発表日までは様子見とする投資家も少なからずいることから、狭い範囲の動きになるかもしれません。
トランプ政権の政策方針:移民、財政、通商政策のポイントと株式市場への影響?
先週のマーケットレビュー
週末のマーケット
*3指数の週末の終値/1週間前との比較(%)+上昇、▼下落/年初来の上昇率/史上最高値と達成日
先週のおさらい
- トランプ氏、47代米国大統領に当選、マーケットは、歓迎ムード(11/5)
- FOMCにおいて、FRBは予想通り、0.25%の政策金利の引き下げ。(11/7)
- NYダウは銘柄入れ替え。2月のアマゾンに続き、エヌビディアとシューウィン・ウィリアムズが新採用(11/8)
- 主要株価3指数は過去最高値を更新!(11/8)
ダイジェスト
月曜日
エヌビディア<NVDA+0.48%,136.05ドル>
テスラ<TSLA▼2.47%,242.84ドル>
・NYダウ▼0.61%
・S&P500▼0.28%
・ナスダック▼0.33%
・長期金利(10年国債利回り)4.28%
*株価、指数等は終値。(+↑)(▼↓)は前日比です。
●5日に行われる米大統領・議会選挙
一部主力株で利益確定や持ち高調整の売り
●民主党ハリス副大統領と共和党トランプ前大統領
支持率が拮抗?接戦が予想。投資家は選挙結果が判明するまで様子見の姿勢、市場に不透明感。
●NYダウ(ダウ平均)の銘柄入れ替えを先週末発表。
エヌビディア<上記>と
シャーウィン・ウィリアムズ<SHW+4.59%,374.40/塗料・コーティング剤を扱う、設立1884年の老舗塗料メーカー>が採用。変更は11月8日から適用される予定です。除外は
インテル<INTC▼2.93%,22.52ドル>と化学メーカーのダウ<DOW▼2.08%,47.95ドル>。
●バフェット氏、アップル株売却
<AAPL▼0.40%,222.01ドル>
著名投資家バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイのアップル株売却のニュース、伝わる。1億株減らし(25%)約3億株の保有へ。
NYダウの銘柄入れ替えについて
11月8日にダウ工業株30種平均(ダウ平均,NYダウのことです。)の銘柄入れ替えが行われ、インテル<INTC>、*ダウ<DOW>、が除外され、エヌビディア<NVDA>とシャーウィン・ウィリアムズ<SHW>が新たに加わりました。
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