今週のマーケット、5/15-19。債務上限問題で荒れるも、半導体関連強し！

今週は、債務上限問題がクローズアップ。いつものこと、と言いたいところですが、いつものことが大事となる季節？となりました。とりあえずは、6月1日までが重要のようです。

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今週の動き

ナスダックが強い

債務上限問題

債務上限問題に振り回される、1週間でした。17日(水)には、民主党、共和党の間で債務上限問題をめぐって合意に向けた期待が広がり、買いが入りNYダウは、408ドルの上昇。しかし、19日(金)にはこの問題の協議が一時中断したことを受け(米財務省が資金繰り策が行き詰まる可能性があると指摘している6月1日が近づく中)市場は下落して、週末を終えています。

ハイテク比率の高い、ナスダック総合株価指数では、18日(木)に市場予想を上回る決算を発表した半導体製造装置メーカー、アプライド・マテリアルズ(AMAT)の連想から、エヌビディア(NVDA,5/24に決算発表)など他の半導体関連銘柄も買われました。また株主総会で新型自動車の開発に関するコメントが出た、電気自動車のテスラ(TSLA)の上昇が、全体を牽引しました。

パウエル議長、ハト派っぽい・・

打ち止めなのか、継続なのかで、FRB関係者の一言一句の解釈をめぐり、揺れるマーケットですが、パウエル議長は今週の会議で「最近の銀行セクターにおける混乱の余波がFRBに対する利上げ圧力を幾分軽減している」と述べており、6月のFOMC(公開市場委員会)での利上げ打ち止めととる市場関係者に勢いをつけています。

『経済投資クイズ』#76〜80

76.5/10発表の1-3月期ウォルト・ディズニー(DIS)の決算。テーマパーク(Park,Experiences&Products)とメディア(Media&Entertaiment Distribution)の2つの大きな部門に分かれますが、Diseny+を含むメディア部門の売上高は？

a.140億ドル　　 b.78億ドル　　c.218億ドル

答え/a.140億ドル
今1-3月期の四半期での売上は、全体で218億ドル(約2.9兆円)でした。そのうちメディア部門が64%を占めています。米国国内と日本などのテーマパーク部門の売上は78億ドル(36%)でした。

77.新型コロナワクチンの開発、接種で注目を浴びたファイザー(PFE)ですが、2023年1-3月期の全体の売上はどのくらいあったでしょうか？ 

a.71億ドル  b.257億ドル. c.183億ドル

答えc./183億ドル(約2.5兆円)でした。
そのうち新型コロナ関連(ワクチン、治療薬など)が71億ドル。因みに、ワクチン接種の3回目が進もうとしていた頃の2021年7-9月期の決算では、240億ドルの売上のうちワクチン関連は130億ドルほどでした。

78.『投資の神様』と称される、ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイ社(BRK/B)が保有する株式、いわゆるポートフォリオは常に投資家から注目が集まりますが、一番多く保有している企業は？

a.アップル　b.アマゾン　c.コカ・コーラ

答えa./アップルです。
2023年3月末時点で、およそ9億1500万株(ざっと1,510億ドル、約20.4兆円)。ポートフォリオ全体の約46%をしめます。上位には、アメリカン・エキスプレス(AXP)やコカ・コーラ(KO)など日本でも馴染みの企業名が並びます。

79.アップル(AAPL)の1-3月期の売上高は、948億ドル(約12.8兆円)でしたが、このうちサービス事業(App Store、Apple Music、iCloudなど)の売上は、どのくらいだったでしょか？

a.88億ドル b.72億ドル c.209億ドル

答え c./209億ドル
サービス事業は、過去最高の売上を記録し、全体の22%。iPhoneはじめ、mac、iPad等の製品(Products)で、740億ドルほどになります。

80.世界トップクラスの画像処理半導体(GPU=Graphics Processing Unit)メーカーで、ゲーム関連とデータセンター向けが強く、さらにはチャットGPTのようなAIの発展で注目される企業は？

a.インテル. b.エヌビディア. c.台湾セミコンダクター

答えb./エヌビディア
GPUは、3Dグラフィックス等の画像描写を行う時に必要な半導体チップのこと。そのGPUで培った技術が、チャットGPTのようなAIモデルの拡大で、エヌビディア(NVDA)は俄然注目を浴びています。株価の方も年初来、2倍以上の上昇に。(5/18昨日の終値で)

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