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ビッグテック、M7企業決算まとめ、ショート版:復活と成長戦略

※アフリエイト広告を利用しています

2024年1-3月(エヌビディアは2-4月)のアルファベット、アップル、メタ、アマゾン、マイクロソフト、テスラ、エヌビディアの7社ビッグテック、M7は良好な決算を発表。クラウドやインターネット広告分野への注力が奏功し、多くの企業が前年同期比で二桁増収を達成。特にメタ、アマゾン、アルファベットはコスト削減策が利益改善に寄与。が、主役はAI関連でリードするエヌビディア。エヌビディア以外の企業は生成AI需要の高まりに伴いデータセンター等のインフラ投資を増額しています。

目次

テスラからエヌビディアまで

マグニフィセント7企業の決算ハイライト

売上高ではテスラ以外の6社は健闘。5月末までの株価はテスラが辛抱の時。アップルが回復基調で、その他は良いパフォーマンス。エヌビディアは業績通りの爆上げの状態です。

売上高前年同月比EPS時価総額年初来株価騰落率
テスラ 213億ドル ▼8.7%0.45ドル 5,700億ドル ▼28%
メタ 364億ドル +27.3%4.71ドル1兆235億ドル +32%
マイクロソフト 618億ドル +17%2.94ドル3兆812億ドル +10%
アルファベット 805億ドル +15.4%1.89ドル1兆9,780億ドル +23%
アマゾン 1,433億ドル +12.5%0.98ドル1兆8,660億ドル +18%
アップル 907億ドル ▼4.3%1.53ドル2兆9,333億ドル ▼1%
エヌビディア 260億ドル 3.62倍6.12ドル2兆7,181億ドル +123%
M7各社の直近四半期決算売上高(前年同月比),EPS/株式時価総額,株価年初来騰落率(5/30時点)
moomoo証券【WEB】

増配と自社株買いはブーム?

7社の決算ポイントです。

テスラ(TSLA)

<1-3月期/第1四半期,Q1>

  • 売上高-213億ドル3兆3,000億円(予想 221億~223億ドル)
  • EPS(一株当たり利益)0.45ドル(予想 0.52ドル)
  • 粗利益率17.4%
  • 来年の後半に向け、求めやすい価格帯の新モデルの投入
  • 24年の販売台数の伸びは「著しく低下」する可能性

メタ(META)

<1-3月期/第1四半期>

  • 売上高 364.6億ドル(予想 361億ドル)うち広告収入:356.4億ドル(予想範囲内)
  • EPS(1株当利益) 4.71ドル(予想 4.3ドル)
  • 売上高、EPSとも予想を上回るも、4-6月期の売上高見通しが予想を下回る。
  • ーデータセンター、AIハードウェア、サーバー等の関連費用通期の経費見通しを引き上げ

アルファベット(GOOGL,GOOG)

<1-3月期/第1四半期>

  • 売上高-805.4億ドル(予想 790億ドル)
  • EPS(1株利益)1.89ドル(予想 1.53ドル)
  • グーグル広告 616.6億ドル(予想 602億ドル)
  • ユーチューブ広告 80.9億ドル(予想 77億ドル)
  • クラウド 95.7億ドル(予想 94億ドル)
    -クラウド部門好調。
  • 現金配当と自社株買いを発表- ジェミニ、順調

マイクロソフト(MSFT)

<1-3月期/第3四半期>

  • 売上高 618.6億ドル(予想 609億ドル)
  • EPS(1株利益)2.94ドル(予想 2.83ドル)
  • クラウド売上高351億ドル(予想340億ドル)
    -主要3部門はいずれも予想を上回る
    -AI効果でアジュールの売上も伸びる。
  • 84億ドルの自社株買いおよび配当金を株主に還元

アマゾン(AMZN)

<1-3月期/第1四半期>

  • 売上高-1,433.1億ドル(予想 1,426億円)
  • EPS(1株利益)-0.98ドル(予想 0.82ドル)
  • オンラインストア-546.7億円(予想 548億ドル)
  • AWS-250.4億ドル(予想 241億ドル)=利益は94.2億ドル
    -「小売部門のコスト削減と収益性重視し、より効率的な倉庫ネットワークを構築してきた。同時にAIサービスへの大規模な投資をしている。顧客企業が近代化の取り組みを刷新していることと、AWSの成長が再加速している・・」-ジャシーCEO。
  • AWSの売上高は、年ベース1,000億ドル規模へ。

アップル(AAPL)

<1-3月/第2四半期>

  • 売上高 907.5億ドル(予 903億ドル)
  • EPS(1株利益)1.53ドル(予 1.5ドル)
  • 製品 668.9億ドル/サービス 238.7億ドル
    ーサービス部門の売上高は過去最高
  • 1,100億ドルの追加自社株買いと12年連続の増配を決定
  • 中国市場での売上高に不安視されていたほどの減少はなく、アップルの業績減速が緩和されつつあることもマーケットには安心感

エヌビディア(NVDA)

<2-4月期の決算(Q1,2025)>

  • 売上高-260.4億ドル(約4兆円、予想 247億ドル)
  • 1株利益-6.12ドル(予想 5.65ドル)
    -データセンター:226億ドル
    -ゲーム:26億ドル
    -プロフェッショナル・ビジュアル:4.27億ドル
    -自動車3.29億ドル
  • 粗利益率:79%
  • 5-7月期(Q2)の見通しも市場予想を上回る280億ドル。
  • 売上の約40%をアマゾン、メタ、マイクロソフト、アルファベットの4社が占める。
  • 増配と株式分割も発表。<0.04ドル→0.10ドル/1株→10株へ>

さらに詳しい各社の決算はこちら↓

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