『投資に役立つキーワード』では、ひと月のうちに出てくる、重要経済指標や重要イベントを時系列に解説しています。長期投資の立場で考えれば、後で振り返った時に、『そんなことがあったな』程度のものですが、それでも知らないであたふたするより、知っておいた方が目先のことに振り回されずに済みます。似たようなことを繰り返す、マーケットの癖とかがわかるようになります。7月も後半に入ります。
目次
重要スケジュール
7月14日 | ベージュブック発表←ここです。 |
パウエル議長議会証言(14日下院、15日上院) | |
7月16日 | 6月小売売上高 |
7月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) | |
7月22日 | 6月景気先行指標総合指数 |
6月中古住宅販売件数 | |
7月27日 | 5月S&PコアロジックCS住宅価格指数 |
7月消費者信頼感指数、FOMC開催 | |
7月28日 | パウエルFRB議長会見 |
7月29日 | 4-6月期実質GDP(速報値) |
ベージュブック(地区連銀経済報告-Beige book)とは・・
今回のベージュブックでは・・
FRBが14日に公表した地区経済報告(ベージュブック)によれば、『米経済は回復ペースが加速した。ただ、新型コロナウィルスのパンデミック(世界的大流行)からの経済活動再開を受け、求人や受注対応の上で負担が増大した。・・米国経済は5月下旬から7月初めにかけて力強さがさらに増した・・材料や労働力の不足に加え、出荷遅延や多くの消費財の低い在庫水準など、サプライサイドの障害がさらに広がった。』と記述。今回のベージュブックは12地区連銀が7月2日までに集めた情報を基に、ボストン連銀が作成した。
-Bloomberg 7.15ニュースより
「需要の見通しは、改善したが、供給制約の緩和については不確実」との見方のようです。その他、
- 賃金は平均して適度なペースで上昇した
- 貸し出しはほとんどの地区でわずかにまたは適度に増加した
- 一部の地区は価格圧力が一時的なものであるとみている
となっていました。
FOMCの議事録は、結局どうなのか、誰もわからない!?
通常、FOMC後には、FRB議長の声明があります。その声明をめぐって、短期的にいろいろな憶測が流れ、市場関係者はコメントを出し、投資家は投資の判断材料にします。声明…
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