景気の「気」 は雰囲気の「気」?
『・・・面白いのは、日本人が日常的に使う
「景気」をズバリ言い表す英語が存在しない
ことだ。経済学の論文などでは、”business”
“economy”といった単語が適宜用いられてい
る。「景気」の意味はその人その人のイメージ
によってまちまちであり、曖昧な表現が多様さ
れる日本社会だから通用する言葉だという気がする』
「なぜ日本だけがこの理不尽な世界で
勝者になれるのか」
髙橋洋一氏著 KADOKAWAより〜
「景気」は半径1㍍以内で起きること
セミナーや勉強会では何気なく使う「景気」
ですが、考えて見ればどの状況になれば、景気が
いいのか悪いのかということをあくまでも私の狭
い行動範囲の中で言っているのであり、あやふや
ですね。
髙橋氏よれば、「一般の人が口にする「景気」と
いうのは、身の回り半径1㍍の世界で起きている
現象。その範囲の外で起きていることは体感でき
ないからマスコミの情報を頼ることになる。
ところが、マスコミの報道も所詮は記者の半径1㍍
のなかで、起きていることばかりだ。」
さすがに、バブル時代ぐらいの景気を目安にする
ことはないかもしれせんが、それでも、様々な仕事
にたずさわる人のを声聞いて、その都度その都度の
日本の景気、経済を判断する貴重な材料にはなると
思います。
景気ウォッチャー調査とは
『景気ウォッチャー調査』は、内閣府より月次
ベースで、毎月、前月のものが、翌月10日前後に
発表されています。直近では、2017年5月
の数字が、内閣府のHPで見ることができます。
「5月の現状判断DIは、
前月差0.5ポイント上昇の48.6、
先行き判断DIは、
前月差0.8ポイント上昇の49.6となった。」
今回の調査結果に示された、景気ウォッチャーの
見方は、「持ち直しが続いている。先行きについては、
人手不足に対する懸念もある一方、引き続き受注や
設備投資等への期待がみられるとまとめられる。」
としています。気になる、景気ウォッチャーですが、
詳細は・・次回に。
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