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今週の見通しと重要スケジュール【7/7-7/11】:一つの大きな美しい法案、OBBB成立で始まる“米国黄金時代”──トランプ大型減税と関税緩和が株高を後押し!?

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7月4日、トランプ大統領が署名した「One Big Beautiful Bill」は、史上最大規模の中流層減税と巨額のインフラ・防衛投資を同時に実現する超大型パッケージです。

さらにカナダによる米国テック企業へのデジタル関税撤回やベトナム関税引き下げなど通商交渉の進展も重なり、株式市場には複数の成長エンジンが点火。

夏相場に入ってもS&P500は最高値圏を維持し、投資家の期待は“米国黄金時代”への扉が開くとの見通しで一段と高まっています!

目次

今週のスケジュールと見通し【7/7-7/11】

見通し、マーケットナビ

7/3に下院で可決された、『一つの大きな美しい法案=One Big Beautiful Bill,通称OBBB』は、

4日トランプ大統領の署名により、成立しています。

ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は

「トランプ大統領の『大きく美しい1つの法案』は(2024年11月の大統領選でトランプ氏に票を投じた)

約8,000万人の米国民が支持した常識的な政策、すなわち史上最大の中流階級減税、

恒久的な国境警備、巨額の軍事費、財政健全化を実現するものだ。

この歴史的な法案に含まれる成長促進政策は、かつてないほどの経済成長を促すだろう。

トランプ大統領はこの法案に署名し、米国の黄金時代が正式に幕を開けることを楽しみにしている」

と述べています。(ジェトロビジネス短信7月4日号より)

関税に揺れ先行き不透明感が漂うマーケットの中で、6月以降マーケットが堅調に

推移してきたのは、法案の成立期待も理由のひとつととらえることができます。

一方、関税については、6月29日にカナダが「デジタルサービス税」の撤回を発表、

米国とカナダ両国が(7月21日までに)包括的な通商協定に合意することを目指す

ことが決まり、続いて7月2日にはベトナムとも関税率が、

当初の合計46%から、合計20%への引き下げ合意がされています。

ベトナムは米国にとって、ナイキ(NKE)などのアパレル企業の

にとって、重要な調達先です。この2国への通商交渉進展もマーケットの

サポート材料となっています。

今週は、EUをはじめ多くの国々との関税停止、発動の期限を迎え

米国にとって重要な相手から、交渉結果が明らかにされると思われますが

カナダ、ベトナムのように、株式市場にプラス材料に働くことが期待され

強いマーケットが続くと個人的にはみています。また、

米国株式市場のアノマリー(季節性、経験知)、過去10年間の

S&P500、7月の平均リターン+3.35%と12か月のうち、特に

好調なパフォーマンスを上げていることも心強い味方です。

重要スケジュール

7月

7日(月):トランプ大統領/イスラエル・ネタニヤフ首相会談

9日(水):FOMC議事録(6/17-18分)

-国・地域別「相互関税」停止期限
   -対EU「50%関税」発動期限

10日(木):*ウォラーFRB理事の講演

ウォラーFRB理事はトランプ大統領によってFRB理事に指名された経緯があり、トランプ氏の金融政策スタンスと親和性が高い人物と位置付けられています。また、現在もトランプ大統領の信任を受け、次期FRB議長候補の一人として注目されています。(現FRB議長のパウエル氏の任期は、2026年5月までです。)

先週のマーケットレビュー

3日木曜日のマーケット

先週のおさらい

ポイント
  • 政策と経済指標がポジティブに作用した週。
  • S&P500・ナスダックが連日で過去最高値を更新。強気相場が継続。
  • トランプ政権の減税・歳出法案進展が市場をサポート。
  • AI・半導体関連株が堅調。

ダイジェスト

*日付をクリックすると、その日マーケットの様子がわかります。

エヌビディア<NVDA+0.15%,157.99ドル>

テスラ<TSLA▼1.89%,317.66ドル>

・NYダウ+0.63%

・S&P500+0.52%

・ナスダック+0.47%

・長期金利(10年国債利回り)4.23%

*株価、指数等は終値。(+↑上昇)(▼↓下落)は前日比です。

●S&P500種指数3日続伸、ナスダックは6日続伸

いずれも最高値更新。

ナスダック:高値20,418.31/終値20,369.73

S&P500:高値6,215.08/終値6,204.95

●トランプ政権の減税・歳出法案

進展が見られ、7月4日までの成立見通しが株価を下支え。月末・四半期末による機関投資家の買いも支援材料。

●カナダ財務省

デジタルサービス税(DST)撤回を発表。これを受け、両国は7月21日までの合意を目指して交渉再開に合意。交渉の進展期待により投資家心理が改善。出遅れていた景気敏感株にも買いが広がる。

●トランプ政権による追加関税の一時停止期限(7月9日)を前に過度な懸念が後退。金融・資本財などにも買いが波及。

●AI関連株買いが継続

メタ<META+0.61%,738.09ドル>

オラクル<ORCL+3.99%,218.63ドル>

ブロードコム<AVGO+2.34%,275.65ドル>が高値更新。

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